愛知に現れた12球団注目の148キロ右腕。抜群の変化球も持ち合わせ、完成度の高さは全国レベル
愛知県に昨秋からドラフト候補として注目され、12球団から注目を浴びている148キロ右腕がいる。それが愛知産大工の天野 京介投手(3年)で、速球だけでなく、5種類の変化球も操る本格派右腕だ。
軟式野球クラブの西名古屋ベースボールクラブ出身で、軟式ながら最速138キロをマークした。速球派右腕として強豪校から誘われたが、愛産大工が20年夏、独自大会決勝まで勝ち進んだ姿を見て、同校への進学を決断した。
投球フォームはコンパクト。セットポジションから始動し、左足をゆったりと引き上げて、右足の膝を適度に曲げて、真っ直ぐ踏み込んでいきながら、内回りのテークバックから投げ込む。2月の紅白戦では、強風で10度以下という悪条件の中、常時135キロ程度で、最速139キロをマーク。昨秋は智辯和歌山(和歌山)との練習試合で最速148キロをマークしている。「すごい寒い中でも指のかかりは良かったので、暖かくなればもっと速い球は投げられると思います」。その言葉通り十分に期待できる直球だった。
直球だけではなく、変化球も多彩で、いずれも120キロ台を超える変化球が多く、特にチェンジアップには落差があり、打者の手元で鋭く曲がるスライダーもある。投球にもまとまりがあり、全国レベルの投手なのが伺えた。強豪校相手にも好投を見せ、着実に評価を上げている。
夏までの目標は最速155キロ。トレーナーの指導の元、体の使い方を学び、調子の波を小さくし、常に高出力の球が投げられる準備をしている。果たして、県大会ではどんな投球を見せることができるか。
更新日時:2023.04.15
くり
2024-03-18 at 9:36 AM
選抜頑張れ!!!!!!!