岡本 昇磨選手 (東邦)

今秋打率4割超えの東邦6番打者、大阪桐蔭・前田からもマルチ安打マーク

今秋、東海地区代表として明治神宮大会に出場した東邦（愛知）は、初戦で大阪桐蔭（近畿・大阪）に敗れたが、左腕エース・前田 悠伍投手（2年）から、3選手がマルチ安打をマークした。そのうちの1人、岡本 昇磨外野手（2年）は変化球、直球をたたいて2安打を放って見せた。 2回の第1打席では外角へのスライダーを見送って軌道を確認すると、その後の真ん中やや外よりのスライダーにタイミングを外されることなくフルスイングして右前安打にして見せた。そして第3打席の6回には、今度は初球の直球を強振。二塁手の頭上を越えて右中間へ転がると俊足を飛ばして二塁打にした。 全国トップクラスの投手をまったく苦にせずに自分の打撃を貫いた。新チームとなって愛知県での秋季大会から東海大会、そして明治神宮大会と出場9試合すべて安打を記録している。秋季県大会は打率.421、東海大会は打率.455、明治神宮大会は4打数2安打。合計34打数15安打、打率.441と驚異的な数字を残した。 その岡本が6番に座る東邦打線。一冬越え、どんな強力打線に成長しているか。来年春のセンバツでの猛打ぶりが目に浮かぶ。