金田 優太選手 (浦和学院)

金田 優太

球歴:浦和学院

都道府県:埼玉

ポジション:一塁手, 投手, 遊擊手

投打:右 / 左

身長:179.0 cm

体重:74.0 kg

ボールスピード:143 km/h

学年:卒業

寸評


今年の浦和学院(埼玉)のキーマンといっていいのが、金田優太内野手(3年)だ。川口市立芝西中時代は軟式日本代表を経験している。 ■まさかの日本代表入り  川口市立芝西中時代は県内でも上位の成績を残していない。それでも金田の潜在能力が高く評価され、日本代表入り。金田は「まさか日本代表になれるとは思わなかったです。それでも非常に良い経験となりました」と振り返る。上加世田頼希投手(敦賀気比)のパフォーマンスに驚かされたようだ。  そして浦和学院の環境や練習の雰囲気に惹かれ、進学を決意する。 ■2年夏に投手として飛躍  2年春にベンチ入りした金田は巧打を発揮し、活躍を見せたが、大きく活躍を見せるのは夏の大会から。リリーフ、遊撃手として活躍を見せ、「怖いもの知らずで抑えることができた」と振り返る。この大会の活躍から大きく注目度が上がる。 ■主力投手としての責任を感じた2年秋  2年秋はさらに重要な役割を任されることも多くなり、「今までは宮城と自分の2人で1試合だったけど、1人で1試合というのが多くなりました。そこで投げる難しさを感じました」と語った秋の公式戦では防御率3.20。それでも、緊張がかかる試合で投げたことが大きな経験となった。そして昨秋最後の練習試合となった二松学舎大附(東京)戦で最速143キロをマーク。着実に成長していった。 ■冬場に10キロ増  さらなるパワーアップを目指し、体づくりに取り組んだ金田は、181センチ、70キロだったサイズが、181センチ、80キロにアップ。昨夏の練習前は細い印象しかなかったので、今年2月の取材に訪れた時、がっしりした体型を見て驚かされた。 ■投手よりも遊撃手としてアピールしたい  金田は投手よりも、遊撃手として勝負したいという。その中で「送球には自信があります」と語るように、深い位置からでもダイレクトスローできるコントロールと強さがある。甲子園では遊撃手からのスローイングに注目してほしい。打者としてもインサイドアウトで振り抜き、広角に安打を連発する。 凛々しい顔立ち、華やかなプレースタイルを見ると、甲子園で活躍すれば人気選手になる可能性を秘めている。
更新日時:2022.03.17

短評

試合レポートから抜粋  8回からは遊撃手を兼ねる金田 優太投手(3年)が登板。右スリークォーター気味から投げ込む直球は常時135キロ前後で、最速142キロをマーク。力強い腕の振りから繰り出す直球は力強く、スライダーの切れも良い。  ただ、金田については本人も「守備と肩の強さには自信がある」と2月の練習取材で口にしていたように、遊撃手の守備では光るプレーを見せた。打球を処理してから一塁までの送球は、まさに強肩遊撃手と表現できるもので、間一髪でアウトにしなければならないプレーについてはすぐに持ち替えて、全力投球をしたり、三遊間の深い位置については、ノーバウンドを狙って高い軌道で投げるのではなく、ワンバウンド送球にしてアウトを狙う判断能力の高さも光った。  打撃では第1打席に内角直球を引っ張って痛烈な二塁打にしたり、3回裏には同点に追いつく犠飛を放つなど、野手としてのパフォーマンスや貢献度はNo.1。今年のキーマンといっていい存在だ。
更新日時:2022.03.17

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