小畠 一心選手 (智辯学園)

小畠 一心

球歴:智辯学園

都道府県:奈良

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:185.0 cm

体重:86.0 kg

学年:卒業

寸評


 住之江ヤング時代から注目されてきた本格派右腕。背番号10だが、選手としての奥行き、将来性、伸びしろは小畠はプロを狙えるのではと思わせるほどだ。そんな小畠の可能性について迫っていきたい。  まずストレートは常時130キロ後半で、最速144キロほど。ここぞという場面で迫りくる140キロ前半のストレートは威力抜群。カーブ、スライダーを交え、組み立てていく。  デビューした1年の時と比べると、浮き気味だったストレートも、だいぶまとまるようになった。内外角へ強く投げ込んでいる。  ストレート、スライダー、カーブ、スプリットなど切れは悪くない。ドラフト候補としてアピールするにはストレートのレベルアップ。ウイニングショットの習得が必要になるだろう。 (投球フォーム)  セットポジションから始動し、左足を胸元までまっすぐ上げていき、右足の膝を適度にまげてバランスよく立つことができている。  左足を二塁方向へ送り込んでいきながら、重心を下げていき、着地を行う。  左腕のグラブをまっすぐ伸ばしていきながら、左胸に抱えこむ独特の動作。近年は斜めに伸ばして半身の体制になる投手が多いだけに、打者方向へ正対するのは珍しい。  その後、内回りのテークバックをしていきながら、トップを作り、リリースに入る。フィニッシュに入る。  全身を目いっぱい使った投球フォームである。長身を生かした角度あるストレートを投げることを重要視したフォームといえる。
更新日時:2021.02.01

将来の可能性

 1年生の時と比べると、投球のまとまりが出て、ストレートのコマンド力も高まった。だいぶ威力のあるストレートも投げられるようになった。ただプロを意識するには、ストレートも変化球も強烈な印象を植え付ける武器が欲しい。  ここを乗り越えることができれば、背番号「1」を任せられる存在になるだろう。ぜひ大きく化けた姿を見せてほしい。
更新日時:2021.02.01

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