小畠 一心選手 (智辯学園)
短評
中学時代、U-15代表に選ばれた右の本格派。1年春から公式戦のマウンドに登っており、期待は高い。 中学時代から140キロ前後の速球を投げ込んでいた小畠。確かに近畿大会の模様を見ると、135キロ~後半の速球は投げ込んでいそうで、指にかかった時の勢いは素晴らしいものがある。スライダー、カーブを投げ分けるが、頼りになるのは直球。力のある速球で三振を取る場面も見られた。 投球フォームを見ると、セットポジションから始動し、左足をゆったりと上げていき、バランスよく左足を上げて真っ直ぐ踏み出す。左腕のグラブを見ると、真っ直ぐ突き出し、左胸を抱え込む。打者に正対するのが早く、前で離す意識が強く、あまり左腕を使って上半身を鋭く回転できていないのが課題。 ポテンシャルの高さを見れば、2年後には150キロ近い速球を投げ込んで、注目を浴びる存在になるのではないだろうか。智辯学園の速球派右腕といえば、青山大紀(オリックス)だが、その青山以来の逸材だということは間違いない。ぜひ3年間で大きく育つことを期待したい。
更新日時:2019.06.29