昨秋は県大会で
森木大智と投げ合いを演じるなど、公式戦4度の完封を記録する鉄腕で注目が集まった
明徳義塾のエース・代木。全身から力感を感じさせない非常にリラックスした状態で、身体の開きをギリギリまで抑えていた体重移動などが特徴的なフォーム。
そんな代木の代名詞となるのが、馬淵監督直伝のカットボールだ。球速は120キロ台後半のスピードで、ギリギリまでストレートと似た軌道をしている。選抜ではストレートが130キロ中盤辺りを計測していたことを考えても、代木のカットボールは現在の生命線と言ってもいいボールであることは間違いない。
このカットボールに対しては選抜で対戦した
仙台育英・須江監督も「高校生レベルを超えている。点数の取りにくさなら大会NO.1だと思っています」と称賛をしながらも非常に警戒を高めるほどだ。
仙台育英戦では、そのカットボール対策の前に1点を失い敗戦したが、全国区でも通じる部分があった。1年春から公式戦を経験する代木の集大成の夏はどういった結果になるのか。今後のピッチングに注目だ。
更新日時:2021.03.21