赤塚 健利選手 (中京大中京-中京学院大)

赤塚 健利

球歴:中京大中京-中京学院大

都道府県:岐阜

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:195 cm

体重:113 kg

ボールスピード:153 km/h

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2019年8月16日)  8回裏からマウンドに登った赤塚 健利は豪快な投球を見せた。2回戦の北照戦後、赤塚はこう語った。 「僕は変化球をうまく投げられないので、ほぼ真っすぐです。だから真っすぐが東海大相模相手にどこまで通用するか試したい」と謙虚に語っていたが、東海大相模戦でも変化球はスライダー1球のみ。ただ北照戦と比べてもストレートの勢いはあった。  193センチの長身を生かして真上から振り下ろす最速148キロのストレートは角度があり、ストレートとわかっていても、東海大相模の打者は顎が上がってしまう。そのため詰まらされる打球がほとんど。2回無失点の好投を見せた。赤塚は「前回よりは良かったです。打たれたヒットも完璧に打たれたものではなく、詰まらされた打球でしたので、ストレートが通用してよかったです」
更新日時:2019.08.18

短評

コラムから抜粋 試合後の取材では、赤塚に取材が集中した。中学1年生時には180センチ台だったこと、背が大きすぎて服のサイズがなかったこと、背の大きさと身体能力の高さにサッカー部、バスケ部から勧誘を受けたことなど長身エピソードは赤塚の場合、事欠かさない。  今回はこれほどスケール感のある赤塚がいかにわくわくする投手に育ったか。入学当初から192センチ台だった赤塚。球速は120キロ台。そこから少しずつトレーニングを行い、球速は130キロ後半まで速くなったが、制球力もまとまらなかった。そこで取り組んだのは、フォーム改造だ。2年秋、コーチからトルネード気味に投げることを勧められ、半年間行った。すると横振りだった投球フォームが縦振りになった。  縦振りで投げるためには、軸足にしっかりと体重を乗せてから、投げることが大事になるが、以前の赤塚はそれができなかったこと。その使い方を覚えるためにトルネード投法に取り組んだのだ。  赤塚のポテンシャルを開花させた「縦振り」の考え方は中京学院大中京の中では共通している。エース・不後祐将も体重移動がうまく、縦振りで投げられる投手だが、これも中京学院大中京の指導があってこそだ。  ただ赤塚だけ徹底させているのは変化球はあまり投げさせず、ストレート一本のみで磨かせていること。北照戦で投じた37球のうち変化球2球だけだった。変化球を習得しようと思ったが、うまく投げられず、指導者からもストレートをしっかりと磨けと諭された。それが148キロにつながった。  中京学院大中京のスタッフは、赤塚が本格化するのは、高校を卒業してからと見ている。センスが優れたエースの不後とは違い、体重103キロの赤塚が1つの動きを習得するのに時間がかかる。動きを調整する能力、表現する能力などを卒業後に身につけてほしい考えのようだ。  次は東海大相模戦。赤塚は言う。 「まっすぐ1本しかないので、それがどれだけ通用するか試したいです」 今の時代、ストレートだけで勝負する投手も珍しい。ピークは高校ではない。大成するまで時間をかけてみていきたい。そう思わせるだけのロマンが赤塚にはある。
更新日時:2019.08.16

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