遠藤 成選手 (東海大相模)

遠藤 成

球歴:東海大相模

都道府県:神奈川

ポジション:投手, 遊擊手

投打:右 / 左

身長:178.0 cm

体重:82.0 kg

学年:卒業

寸評

 2年秋、久しぶりに東海大相模から高卒からプロにいけると直感した選手。こちらの動画コラムでもお話しをさせていただいたのだが、遠藤はこれまでの先輩にはない体の強さ、肩の強さなど肉体的な素質が優れていて、その素質を生かしたパフォーマンスが素晴らしかった。高卒プロに行く選手は野球がうまいだけではなく、他の選手を凌駕するポテンシャルが重要になる。  2年秋の遠藤はまだ技術的な粗さはあったが、3年春になって改善されるようになってきている。  (打撃) スタンスはオープンスタンス。重心を下げてボールを見ている。以前と比べると力みがなく、シンプルにボールが見られるようになってきている。投手の足が下りたところから始動を仕掛けるスタイルで、早めに仕掛けて立ち遅れをなくす意識が見られる。  トップの動きをみると、しっかりと深めにバックスイングをして、体の捻りを入れることで、体幹を鋭く回転できる準備ができていて、強靭な肉体を生かせる体の使い方ができている。  遠藤がうまいのはこれほど大きく使いながらも右ひじと左ひじが開かず内回りのスイングができていること。県大会準決勝の先制3ランも内角に入るゆるいカーブを逃さず打つことができていた。直球系にもしっかりと反応ができる選手であり、あとはひざ元の変化球の見極めを良くして、左中間にも本塁打を打てる姿を公式戦でも発揮できればもっと評価が上がる選手になるのではないだろうか。 (守備・走塁) 二塁打のタイムは7秒84となかなかのタイムで脚力の高さもなかなかのもの。 守備は三塁手としては優秀でライン際のボールに強く、また肩も強く、高校生としては申し分ないが、遊撃手を見ると、足さばきや捕球してからスローイングするまでの間に違和感があり、その違和感はなかなか改善が難しいが、かなり上の舞台で鍛えることになりそう。 高校生内野手としては一流の肩、標準以上のスピードを持っているので、ドラフト候補の基準に達しているだろう。
更新日時:2019.04.28

将来の可能性

3年春のパフォーマンスを見ると、ようやく野手・遠藤が日の目を浴びるようになった印象。身体能力、それを生かす技術は超高校級で、他のショートよりも優れているので、普通にドラフト候補。さらに投手経験もあるので、日本代表候補に入っていてもおかしくない選手だ。後は公式戦の場で守備面のスピード、技術の高さを発揮し、好投手相手に自分の力を表現できれば、自ずと評価が上がる選手だろう。  ぜひ関東大会で大暴れすることを期待したい。
更新日時:2019.04.28

短評

試合レポートから抜粋 二死二塁から1番遠藤 成(2年)がライトスタンドへ飛び込む本塁打で6点目を入れた。遠藤は投手としても140キロ中盤の速球を投げるが、将来性は打者の方があるかもしれない。本塁打を打った打席を振り返ってもスクエアスタンスで構え、内回りのスイング軌道でボールをとらえ、ライトスタンドへ運んだ打撃は見事だった。  また三塁守備を見ていても球際に強く、ライン際に鋭い打球が飛んでも、逆シングルで捕球し、自慢の強肩でアウトにするなど、運動能力の高さが光る。まだ捕球の確実性がないので、しっかりと鍛えてほしい。彼には二刀流で生きてほしい選手だ。
更新日時:2019.04.28

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