横山 陸人選手 (専大松戸)

横山 陸人

球歴:専大松戸

都道府県:千葉

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:179.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

短評

 今年の県大会で一本立ちを見せた右のサイドハンド。腕がちぎらんばかりのサイドスローから投じるストレートの回転数の高さは必見。まだ最速136キロだが、140キロ~145キロまで速くなると一気にさらに空振りが増える投手になるのではないだろうか。  個人的には元から130キロを投げるポテンシャルあったかもしれないが、アンダースローからサイドに変えて、わずか数週間で一気に20キロアップしたストレートを投げ込んだ投手として強烈な印象を残してくれた。忘れられない成長を見せてくれた。 観戦レポートより抜粋(2018年5月5日)  専大松戸の先発・横山は後半になってさらに投球が冴えわたる。横山は春の地区予選まではアンダースローで投げていた投手。しかも地区予選の市立松戸戦では5回参考記録ながらノーヒットノーランを達成している。  ここで地区予選の投球フォームと県大会の投球フォームの比較写真を掲載するが、違いは一目瞭然だ。

左が県大会の投球フォーム、右が地区予選時の投球フォーム

 驚きはフォームの変化だけではない。ストレートの球速も大きく上がっている。アンダーハンド時の球速は110キロ台だったが、右サイドにしたとたん、130キロ~136キロと、平均球速が15キロ~20キロ以上もアップ。短期間でフォームをがらりと変える投手がいても、これほど球速が上がる投手は見たことがない。

  さらに球質もよく、手元で浮き上がるような速球で、流通経済大柏打線を翻弄。アンダースローでボールをぎりぎりまで隠すことを覚えたのか、出どころが見にくくになっている。また、マウンド捌きにも変化が出て、地区予選では淡々と投げていたが、この試合では三振に打ち取るたびに雄たけびを上げるなど気合が入った姿も。

 さらにスタミナ面でも進化を見せ、終盤になってもストレートの球威は衰えることなく、9回裏でも、135キロを計測。10安打を浴びながらも、2失点完投勝利で2年連続の関東大会出場に貢献した。

 地区予選で、専大松戸の持丸監督は「今年は投手が課題なんですよ」と語っていたが、横山がその課題を解決する活躍を見せた。前日の中央学院戦では、背番号17の武田 龍信(3年)が完投勝利と、多くの投手が結果を出し、目途が立ってきた。あとは昨夏から活躍を見せてきた速球派右腕・古川 信之介(3年)の復活や、1年生投手の台頭のめどが立てば、かなり充実した布陣となるだろう。

更新日時:2018.05.17

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です