西舘 勇陽選手 (花巻東-中央大)
短評
最速148キロまで伸びた岩手の大器。ちょうど見たのが、試験期間中ということで、あまり練習ができていない。それでもドラフト候補として感じさせるボールを投げることができていた。 右オーバーから投げ込む直球は常時135キロ~138キロを計測。最速138キロは10球を計測しており、球場によっては140キロは計測しているのでは?と思うストレートがあった。しっかりと調整ができた試合で見てみたいと思わせる投手だった。 ストレート以上に良かったのはスライダー。横に鋭く曲がるスライダーと縦に鋭く落ちるスライダーは思わず空振りしてしまうほどの切れ味がある。ドラフト候補という観点でみると、スライダーはドラフト候補クラス。 9回2失点。よく見れば、粘り強さを感じる結果だが、まだスライダーの曲がりが早すぎたり、不用意にゆるいボールを投げたりするなど、勿体無い配球が多い。ただこれまでリリーフ中心で投げる試合しかみたことがなかったので、試合通して投げられる体力、ペース配分ができるようになった。
更新日時:2019.06.20
将来の可能性
まだ発展途上だった2年生と比べると、だいぶ力強さが出てきた。しっかりと調整した状態に入ることができれば、確かに140キロ後半の速球を投げられる可能性は十分に感じさせてくれた。
更新日時:2019.06.20