野上 諒選手 (育英)
短評
観戦レポートより抜粋(2016年8月19日) 投げてはエース・野上 諒(2年)がテンポの良いピッチングで甲南打線を2安打無四球(死球は1)に抑え、自身公式戦初完封を果たした。 「初戦が悪かったので、1週間で修正できて良かった。ワンバウンドになってもいいので、低めをつこうとキャッチャーと話し合っていました。2安打完封はたまたまです。今日は出来すぎ」と笑顔を見せた野上。夏休みに最速142キロを計測した自信のある直球に、チェンジアップなどの変化球も冴えた。安田 聖寛監督は、「初戦はボールが高かったが、今日はゾーンで決まっていた」と讃えながらも、「(彼の力は)こんなものではない。今日のピッチングではこれから上にいくと勝てない。それは本人もわかっていると思う」と課題も口にした。 その課題の一つが終盤、雨が強くなり、さらにピンチの場面で表情に出してしまったこと。指揮官はすぐに伝令を送り、「隙があるぞ」と伝えた。「次は隙を作らないようにしたい」エースはさらなるピッチングの向上を誓った。
更新日時:2016.09.22