小園 海斗選手 (報徳学園)

小園 海斗

球歴:報徳学園

都道府県:兵庫

ポジション:遊擊手

投打:右 / 左

身長:177.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

寸評

 2年生ながら日本代表に選出されたショート。これでU- 15世代に続き、2度目の侍ジャパン選出となる。選抜の代表選手予想コラムから小園を入れたのは、高校生離れした守備力があること。打撃もコンタクト能力が高く、一発を打つ長打力もあること。その総合力が他の3年生遊撃手と比べても抜きん出ていたから。そしてそんな小園に国際大会の経験を積ませれば、もっと凄い選手になるのではと思い、予想コラムから選んできたが、実際に選ばれる選手になった。そんな小園の走攻守に迫りたい。 (打撃)  選抜でも活躍した小園の打撃スタイル。スクエアスタンスで歩幅を広く取って構え、スイング軌道を見るとインサイドアウトで振り抜くことを意識した打撃スタイルである。運ぶような打撃で、遠くへ飛ばしたり、レベルスイングで内野の間を抜く打球を放つ。打球の強さは、この夏の地区予選の模様を見てもすごくなった実感がある。  ただ練習試合の模様を見ると、木製バットだと同じような打撃は厳しく、まだ当てにいくスイングとなっている時がある。これは木製バットと金属バットとのギャップで、ある程度苦しむことは分かっていた。早めにそういうのを経験したほうが、小園のためになると思っている。 (守備 走塁)  小園の最大の売りは守備力の高さにある。とにかく出足が速い。ヒット性だと思った打球をことごとくアウトにしてしまう打球反応の早さと守備範囲の広さは出色している。そして肩の強さはまずまずで、深い位置からさすことができるが、小園はやはりスピードの速さと身のこなしの上手さで勝負する選手だ。  小園は俊足で一塁までの塁間タイムは4.00秒~4.10秒前後で駆け抜ける脚力の高さがある。小園の魅力はこのタイムはどんな状況でも出せることである。フライアウト、シングルヒットでもこのタイム。小園には全力疾走が染み付いているのである。
更新日時:2017.08.29

将来の可能性

 走攻守の総合力の高さは、来年のドラフト候補として推していい実力を備えている。さらに意識の高さもあり、高卒プロのショートに必要なプレーの鋭さもある。一番集中力が高まった時は、社会人の選手がプレーしているのでは?と錯覚するぐらい抜けている選手。あとはパワーの成長ぐらいだが、これは段階を追って強化するだけだろう。  今大会は9番ショートとして、出場しているが、これほど怖い9番打者はいない。ぜひカナダの舞台で自分の名を上げてほしい。
更新日時:2017.08.29

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