増田 珠選手 (横浜)

増田 珠

球歴:横浜

都道府県:神奈川

ポジション:中堅手, 投手

投打:右 / 右

身長:181.0 cm

体重:83.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年9月15日)  増田 珠は夏の神奈川大会で3本塁打を放ってから自分のタイミングというものをしっかりと掴んできたのか、見ていて欠点が本当に少ない。スクエアスタンスで構える姿は力みがなく、柔軟な構えでどこに投げても打たれるのでは?と恐怖感を感じさせ、実際に打撃のメカニズムを見ても、ゆったりと左足を上げていくが、どの打席を見ても、投手に対してしっかりとタイミングを合わせることができる。  そして真っ直ぐ踏み込んでからも、軸の動きがぶれることは少なく、開きも小さく、スイング軌道も実にコンパクトで、小さくまとまるのではなくしっかりと振り切ったスイングができる。下半身を主導に状況に応じて右打ち、あるいは引っ張って三塁手の横を抜ける当たりを打って二塁打にする巧打力、そして高めに入ればスタンドインさせてしまう長打力と、ホームランバッターではないが、打者の逸材揃いのいまの2年生においてもトップクラスの実力を持った選手といえるだろう。  打撃だけではなく、外野の間を抜ければ、一気に二塁、三塁へ陥れる脚力の高さ、そしてシートノックを見れば、バックホームの返球では、当たり前のようにノーバウンドでキャッチャーミットへ届く強肩。三拍子すべてにおいて高いパフォーマンスを発揮している。  さらに彼が良いのは気持ちを全面に押し出すプレースタイル。技術だけではなく、メンタリティも素晴らしいものを持った選手ということだ。彼は打席前に大きな声を上げて打席に向かうが、気持ちがみなぎっていて、周りが乗ることができる。こういう選手がチャンスメイク、さらに勝負強い一打を打てると、チームは乗っていくが、実際に横浜は彼の安打をきっかけにしっかりと得点を加点していった。まさにスター選手と呼ぶべき素質を持っている選手で、来年の神奈川県を代表する選手に相応しい活躍をこの[stadium]平塚球場[/stadium]で見せてくれた。
更新日時:2016.09.17

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