村上 頌樹選手 (智辯学園)

村上 頌樹

球歴:智辯学園

都道府県:奈良

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:174.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2016年3月28日)  神村 月光とは対照的に智辯学園の先発、村上 頌樹(3年)はセオリーに忠実な投球フォームでボールを低めに集めた。体に密着したバックスイング、ヒジの立ったテークバック、さらにゆったりとしたステップで体を前に押し出していき、左肩は早く開かず、どんな球種でも同じように腕を振って投げ分けられる、というのが村上のよさだ。投げ始めからボールがキャッチャーミットに届くまでのタイムは2.1秒以上。  これだけのタイムをかけて投げる投手は例外なく、まず最初に下半身が打者に向かってせり出していき、それにリードされて上半身があとをついていく、という投げ方をする。こういうピッチャーのいいところは打者の様子を見ながらボールを操れるところで、0.1秒タイミングを遅らせるとか早めるとかいう操作ができる。1.6、7秒くらいでパッパと投げるピッチャーには逆立ちしてもできない芸当だ。  ストレートの最速は毎試合137、8キロでけっして速くはないが、97キロのカーブも117キロのスライダーもストレートと同じように強い腕の振りで投げられる。見た目は普通の本格派で特別速いストレートを持っているわけではないが、「ゆったりした投球フォーム」と「強い腕の振り」が、チームをここまで押し上げる原動力になっている。
更新日時:2016.03.28

短評

 昨秋は56イニングを投げ66奪三振を記録したように三振が奪える投手。村上の魅力はメリハリがついた投球ができること。140キロ前後の速球と決して速くないが、スライダー、カーブを投げ分け、場合によっては高めのつり球を上手く使うなど、投球がクレバー。また選抜初戦では、10安打を打たれながらも粘り強い投球で、要所で締めて完封勝利を上げ、緊張のかかる開幕戦を見事に制した。
更新日時:2016.03.20

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