廣岡 大志選手 (智辯学園)

廣岡 大志

球歴:智辯学園

都道府県:奈良

ポジション:右翼手, 三塁手

投打:右 / 右

身長:181.0 cm

体重:72.0 kg

学年:卒業

寸評

 智弁学園の試合を見ていて、この選手は他の選手とは違う!と感じさせるのが、廣岡大志だ。なぜそう感じさせるのか。ピンポイントとなる試合で、結果を残す勝負強さだ。140キロを超える投手に対しても全く振り遅れることなく、打ち返すヘッドスピードの速さだろう。岡本和真のような放物線を描く本塁打を打つ選手ではないが、弾丸ライナーで持っていく廣岡の魅力に迫りたい。 (打撃)  明徳義塾岸潤一郎から本塁打にするなど、好投手相手に結果を残すことが多い廣岡。これまで公式戦の打撃内容を振り返ると、ボールの下を捉えて、縦のスイング軌道で本塁打にすることが多い。そしてヘッドスピードも非常に速く、簡単に本塁打にすることが出来ている。ここまで高校通算17本塁打のようだが、一冬超えればさらに量産できる選手になるのではないだろうか。  スタンスはスクエアスタンス。グリップを高い位置に置いて背筋を伸ばして構えている。投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、左足を高々と上げていきながら、タイミングを測り、真っ直ぐ踏み込んで打ちにいく。トップの動きを見ていくと捕手側方向へ深く取る。  この時、捻りを入れた状態になっており、ここから腰を鋭く旋回させてボールをぶつけていくので、非常に打球が速い。  この選手の欠点としてはグリップが入りすぎる上に、また右肩が下がり、ヘッドが下がった状態でのスイングになっていること。いかに肩のラインを平行に保って打ち返すことが出来るか。  下半身の動きを見ていくと前足の膝の割れができており、上半身の突っ込みを抑えられており、手元までボールを呼び込み、外角の変化球をベストスイング出来ていた。  打撃動作に大きな欠点はなく、縦のスイング軌道で遠くへ飛ばす感覚を掴んでいる。たまに覗かせる悪癖を極力なくし、大舞台で、力を発揮できれば、自ずと注目される存在になっていくのではないだろうか。 (守備)  守備の動きを見ると、運動能力の高さを感じさせ、動き自体は良い。スローイング能力も高く、肩も良い。今では遊撃手に取り組んでいるようで、遊撃手としての廣岡にも注目をしてみたい。
更新日時:2015.01.04

将来の可能性

 打撃では、潜在能力は素晴らしい能力を秘めている。好調時でここまで強くバットスイングが出来て、速い打球を打てる選手は高校生ではなかなかおらず、岡本のような長距離打者ではないが、高打率は残せる選手。  金属バットを使う今のうちならば、一つの地方大会で、複数本塁打は打てるだけの実力は十分に備わっている。さらに遊撃・三塁を守れる選手なので、付加価値は高く、ドラフト候補として注目される選手であることは間違いない。  2015年度、すべての公式戦で、近畿地区トップレベルのパフォーマンスを披露してほしい。
更新日時:2015.01.04

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