高井 ジュリアン選手 (東海大三)
短評
15年ぶり甲子園出場に貢献をした右腕。いわゆる打たせて取るのが巧い投球で、公式戦の防御率は2.22と安定した数字を残している。右スリークォーターから投げ込む直球は130キロ台ぐらいとあまり速くないのだが、スライダー、チェンジアップを内外角にうまく出し入れできる投球術が魅力。走者を背負っても大崩れしない投球が出来たからこそ、北信越決勝まで勝ち進むことができた。 投球フォームを見るとワインドアップから始動し、右腕を内回りの旋回をしていきながら腕を振る右スリークォーター。肩肘の柔らかさはあり、しっかりとトレーニングをすれば、さらに速くなっていく予感はある。選抜までどこまで速くできるか。東海系列の投手にしては珍しいピッチングのテクニックで勝負する投手で、甲子園でどんな投球を見せるか興味深い。
更新日時:2014.02.15