持田 隆宏選手 (開星)
寸評
恩田と共に二枚看板で注目される右の本格派。岡山理大附戦の8回に登場した。ポテンシャルの高さは恩田と引けをとらないものがあり、今後も要注目の右腕だ。 (投球内容) 右オーバーから投げ込むストレートは常時135キロ前後ぐらいで、ストレートは走っているようには見えなかったが、9回では落ち着いていたのか、威力あるストレートを投げていた。もっと落ち着いた試合で彼の投球を見てみたかった。 変化球はスライダー、フォークを投げて、縦の変化も使うが、どちらかというとストレートで押して、ねじ伏せる投球を得意にしている。コーナーに意図して投げるコントロールを身につけることが課題になるだろう。 (投球フォーム) 大きく反動をつけて投げる投手。左足はゆったりと上げるというより、くいっと上げる独特の足の上げ方を行う。左足を2塁方向へ送り込んで、顎を上げながら、重心を下げる。捻りのあるフォームで、下半身から先行するフォームなので、縦系統の変化球を投げる土台が出来ている。左腕のグラブを上に向けて、真っ向から振り下ろすような投球フォーム。 彼も恩田と同じく踏み出しのタイミングが合って、上半身が鋭く旋回ができた時は力強いストレートを投げる事が出来ているが、まだ踏み出しのタイミングが合わず、ぐっと体重が乗っていない。 下半身を使おうとする意識が見えるフォームなので、踏み出しのタイミングが合って、上半身と下半身のバランスが整えば、彼もコンスタントに140キロ台のストレートは投げられる馬力はある。
更新日時:2013.06.10
将来の可能性
ポテンシャルはなかなかのものがあり、将来的には常時140キロ超えは期待出来る投手ではないだろうか。個人的にはもっと見てみたかった投手の一人。恩田を抜くつもりで、取り組んで欲しい投手だ。
更新日時:2013.06.10