飯田 晴海選手 (常総学院)

飯田 晴海

球歴:常総学院

都道府県:茨城

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:175.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

 旧チームから、中背の体格と熟れたピッチングをする選手で、正直もうあまり伸びないかなと思っていましたが、一冬超えてグッとボールに力強さが増してきました。そのことは、センバツ緒戦の済々黌戦において、9回を投げて11奪三振の投球にもハッキリ現れいます。 (第一印象)  もともと内野手もやっていたというほど、野球センスの高い選手。逆にセンスが優先していて、ボールや投球に凄みがなかったのが物足りなかったのですが、だいぶその辺は改善されてきました。 (投球内容)  昨夏見た時は、常時135キロ前後ぐらいだったと思います。しかしこの選抜では、常時135~140キロぐらい。ボールの勢い・球威はワンランク増しておりますし、元々打者の手元までの勢いを重視している投手なので、球質の向上の方が大きかったと思います。変化球も、カーブ・スライダー・チェンジアップと、各球種を上手くコンビネーションに交えてきます。コントロールも安定していますし、マウンド捌きの良さは相変わらず。 <長所>  引き上げた足を高い位置でピンと伸ばせるので、無理なくお尻を一塁側に落とせます。体を捻り出すスペースが確保できるので、無理なくカーブやフォークなどの多彩な球種も習得できるでしょう。  振り下ろした腕が体に絡むように、腕の振りが目立ちます。そのため、速球と変化球の見極めが難しく空振りが誘えます。ボールにも適度に体重が乗せられており、打者の手元まで生きた球が投げられます。 <課題>  「着地」までの粘りがもう一つで、体の「開き」が少し早いように見えます。また腕の角度を無理につけすぎなので、肩への負担も少なくないはず。故障には充分注意して、取り組んで欲しいところ。
更新日時:2013.04.01

将来の可能性

 高校からプロにといったタイプではありませんが、実戦的で投球レベルは高く、強豪・大学や名門・社会人チームでもやって行けそうなレベルにあります。今後何処まで伸びるかはわかりませんが、アマ球界で確かな実績を残せれば、即戦力候補としてプロからも注目されるかもしれません。今後も、末永くその活躍を見届けてゆきたい選手でした。
更新日時:2013.04.01

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