木村 聡司選手 (常葉橘)

木村 聡司

球歴:常葉橘

都道府県:静岡

ポジション:投手, 遊擊手

投打:右 / 右

身長:179.0 cm

体重:68.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年生ながら名門・常葉橘のショートストップのレギュラーを獲得した大型ショート。1年生ながらチーム最多安打11本を放っており、核弾頭として大きな戦力になっている。甲子園ではいきなり140キロ台の速球、ナックルカーブを併せ持つ菅原 秀と当たることになったが、第3,4打席で鋭いライナーを打ち返し、対応力の高さを披露した。 (打撃)  スタンスはスクエアスタンス。やや猫背気味に構えて、グリップを肩の位置に置いて構える。グリップを体の近くに置いて、内に溜めている。投手の足が沈み込んだ所から始動を仕掛けていき、足を小さく上げてステップする。インステップ気味に踏み込んでおり、外角中心に捌く事を意識しているようだ。 グリップは内に入れており、立ち遅れは見られない。踏み込んだ足はしっかりと踏ん張っており、自分のポイントで打つことが出来るのが彼の長所。トップをしっかり使って、右手で押し込んで力強いスイングが出来ている。 まだ膝の伸縮をさせて、菅原の縦の変化球についていく事が出来ている。それまでの打席で、菅原の球筋を見極め、自分のバットの軌道を探っていたのだろう。結果はアウトになったが、しっかりとしたスイングが出来ていて、何を狙って、どういう打ち方をすれば、打ち返せるかを理解しているように見えた。 (守備・走塁)  守備の動きをみるとまだバタつくところが見られるが、不安定。ただ動きは良く、スローイングも強い。身体的な強さは見られるので、あとは安定してゴロに入れる形を築いてほしい。安定したボールが取れる形が出来るようになると、守備は格段に良くなり、ダイナミックな動きが出来るショートストップに成長しそうだ。  走塁タイムについては測る事が出来なかったが、静岡大会決勝戦で、塁上に出ると次の塁を伺う所作が見られ、走塁に対する意識は高そうに見えた。
更新日時:2012.08.09

将来の可能性

 攻守に洗練されたショートストップで、身体能力に頼ったプレーをせず野球センスの高さが伺える。大型ショートというより小回りが利いた遊撃手で、実戦的なショートに育っていきそうだ。菅原に対しても、最終打席に鋭いライナーを飛ばすなど、対応力の高さを証明。ただでは倒れない工夫出来る選手は今後の上積みが期待出来る。  この2年、静岡県内、そして東海地区を代表するショートストップへ成長していくか注目していきたい。
更新日時:2012.08.09

短評

観戦レポートより抜粋(2012年08月08日) 木村聡司菅原秀福井工大福井)の球質、配球に慣れた第3、4打席にライト、レフトへ強いライナーを放ち、将来性をアピールした。
更新日時:2012.08.09

寸評

 1年夏にしてショートのレギュラーを獲得した大型1年生。予選ではレギュラートップの打率.344を誇る。外角を逆らわずにセンター方向に打ち返す打撃は実戦的。守備・走塁もソツなくこなし、野球センスあふれたショートストップ。今後の静岡県内を引っ張る逸材として注目していきたい。
更新日時:2012.08.07

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