佐藤 廉選手 (盛岡大附)

佐藤 廉

球歴:盛岡大附

都道府県:岩手

ポジション:外野手

投打:右 / 右

身長:183.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評

 旧チームからの唯一のレギュラーであり、高校通算30本塁打以上をかっ飛ばす、岩手を代表する強打者です。高い身体能力と、どの方向にも打てる広角打法が自慢。ただこの夏の甲子園では、軟投派の投手相手に結果を残せませんでした。 (第一印象)  レフトポール際に特大のファールを打ったすぐ後の球を、ライト方向にヒットするあたりはさすがだと思います。通常大きな当たりを打ってしまうと、どうしても同じような感覚で大きなスイングをしてしまうもの。そこをすかさず切り替えて、状況に応じた打撃をする姿は印象的でした。また打席では、アゴをグッと引いて集中力を感じます。 (守備・走塁面)  昨年までは、せっかくの高い身体能力を充分に出しきれていませんでした。しかし最終学年になって意識が変わってきたのか? 一塁までの塁間を4.35秒ぐらいで走り抜けています。これを左打者に換算すれば、4.1秒ぐらいに相当し、高校生としては俊足です。上のレベルで売りにできるほどかは微妙ですが、岩手予選の6試合で3盗塁と積極に盗塁を仕掛けていました。  中堅手としては、やや打球への判断力に甘さが残ります。それでも昨年から、球際での強さが目立ちました。また地肩も結構強く、かなりの強肩外野手だと言えるでしょう。総合的に見れば、中~中の上レベルの外野手です。守備・走力共に、上のレベルで通用するだけのポテンシャルを持っています。 (打撃内容)  やや構えた時の全体のバランスが悪いのが気になりますが、遅く始動するなど長距離打者としての可能性を感じさせます。 <長所>  シッカリ踏み込んだ足元が、インパクトの際にブレません。これにより外角や低めの球にもついて行けますし、右方向への打撃も可能にするのでしょう。 <課題>  始動が遅いので、瞬時にいろいろな球には対応できません。あらかじめ狙い球を絞り、その球を逃さず叩く打撃が求められます。甲子園での立正大淞南戦では、軟投派の投手相手にタイミングが合わず、脆さを露呈してしまいました。
更新日時:2012.08.12

将来の可能性

 始動こそ遅めですが、フォロースルーやスイング軌道をみると、それほど長距離打者には見えません。むしろ広角に打てる幅広さをもっと、中距離打者のイメージを受けます。ただその割に、打てるタイミングが限れているので、脆さを感じる場面も少なくありません。  守備・走力など、打撃以外での能力も高く、そういった意味では打てなくても、ある程度我慢して起用してくれる下地があります。タイミングのとり方などを工夫して、この脆さを上手く改善できれば、将来が楽しみな大型外野手に育つ可能性を秘めています。野球への意識もこの一年でだいぶ変わってきたようですし、今後の更なる活躍を期待してやみません。
更新日時:2012.08.12

1 Comment

  1. 匿名

    2024-03-02 at 4:17 PM

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