青木 勇人選手 (智辯和歌山)

青木 勇人

球歴:智辯和歌山

都道府県:和歌山

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:180.0 cm

体重:70.0 kg

学年:卒業

寸評

智弁和歌山のサウスポー青木勇人。投げ方は中日入りした岡田俊哉に似た投球フォームをしており、岡田同様、回転の良いストレートを投げ込む小気味良い投手である。今年も智弁は伝統の継投策。先発・中継ぎにマルチにこなした。成田戦(2010年08月07日)で好投を見せた青木。選抜でも活躍を期待されるだろう。  左オーバーから投げ込む直球は常時130キロ~135キロ(マックス138キロ)を計測。ストレートは中々切れており、クロスに切れ込む直球は唸らされるボールがあった。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップを確認。特に切れが良いのはスライダー。キレの良いスライダーが低めに決まると左打者にとっては打ちづらさを感じるのではないだろうか。 配球は基本的に外角中心に集める配球。ストレート、変化球ともに低めにしっかりと集まっておりますし、コーナーに投げ分ける投球で、コンビネーションが確立しています。コーナーぎりぎりに決まりますので、成田打線は打ちあぐんでいました。課題はこの投球を常にできる安定感とスタミナがあるか。そこにあるだろう。 クイックは1.2秒台とまずまずのタイム。フィールディングの動きは悪くなかったです。 (投球フォーム) 岡田を模倣した投球フォーム。テークバック、腕の振りは良く似ている。 ワインドアップから入っていき、ゆったりと右足を上げて、一塁側方向に足を降ろして着地していく。お尻はそれほど落とすフォームではないが、腰を沈み込ませて捻りを入れようとしている。大きくテークバックをとっていき、右腕のグラブを斜めに伸ばして、壁を作って、開きを抑えて、出所を隠すことはできています。それから左腕を振り下ろしていく。結構高い位置から振り下ろしますし、肘を使うフォームではないので、肘が立つようになるとぐっと換わってくるだろう。そして腕を振り切った後、歩幅が狭いので、うまく体重が乗っておらず、時折、体勢を崩してしまうのが課題だ。
更新日時:2011.02.25

将来の可能性

持っているモノは中々高いものがあり、来年の和歌山を代表する左腕になった可能性は秘めている。 とは言え先輩の岡田 俊哉のように育つには上野山 奨真同様並々ならぬ努力が必要だ。 智弁投手陣は頭数が多いが、軸になる投手はいない。本人も絶対的なエースになるつもりで練習に望み、上野山と切磋琢磨しあいながら伸びて欲しい投手だ。
更新日時:2011.02.25

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