髙山 俊選手 (日大三)

髙山 俊

球歴:日大三

都道府県:東京

ポジション:外野手

投打:右 / 左

身長:181.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

日大三のトップバッター。前チームからトップバッターを打っており、均整の取れた体格には惹かれるものがあった。好調時は広角に打ち分け、ツボに入ればスタンドインさせるパワー。それだけではなく、俊足且つ強肩。好打堅守の外野手としてリストアップしたいと思う。 (打撃) スタンスはスクエアスタンス。バットを立てて背筋を伸ばして構える姿は日大三の打者に共通している。投手の足が降りたところから始動を仕掛けていき、右足を高く上げて真っ直ぐ踏み込んでいく。トップの動きを見て行くと捕手側方向に引かれており、頭の後ろに入りすぎることはない。腰がしっかりと入っており、踏み込んだ足がぶれずに振り抜くことができている。北海戦(2010年11月14日)ではインコースにひじを畳んでホームランにしたが、その時の形が綺麗で、フォームを崩していた都大会に比べるとぐっと良くなった。そして素晴らしいのは最後のフォロースルー。フォロースルーが大きく、手の位置が高い。スイングの速さだけえはなく、押し込みの強さとフォロースルーの大きさによって飛ばすことができているのだろう。神宮大会では柔軟な打撃を見せており、決勝戦(鹿児島実業戦)では低めのスライダーをセンター前に打ち返した。都大会ではボール球に手を出し、トップバッターらしからぬ打撃が続いていたものの、神宮大会に入って調子を上げていった。 (守備・走塁) 打球に対する反応は良く、守備範囲は広い。またポジショニングのよさも光っている。地肩の強さも中々。『レーザービーム』と形容するほどではないが、低く強い返球ができている。 塁間タイムは4.10秒前後と中々の俊足。盗塁も決めたが、3試合で1盗塁はまだまだ少ない。選抜では打撃だけではなく、走塁面に貢献できるか注目してみたい。
更新日時:2010.12.24

将来の可能性

均整の取れた体格・広角に打ち分けるバットコントロール、俊足、強肩とプロのスカウトが好みそうなアスリート型外野手だ。神宮大会で見せた打撃を年間通してできれば、ドラフト指名候補に挙がっていてもおかしくない。課題はボール球に手を出してしまうこと。結果を追い求めるばかり、打席内で余裕がなく、ボール球に手を出してしまう事が多かった。ただ本人もそれを自覚しているようで、課題は「ボール球に手を出さない」ときっぱりと口にしている。打撃だけではなく、守備でもポジショニングをしっかりと考えて守っている選手なので、意識は高い選手だ。 選抜夏の予選都大会は不調で苦しんだ高山俊神宮大会の活躍で飛躍のきっかけを掴もうとしている。来年の選抜では打撃を爆発させることができるか。注目である。
更新日時:2010.12.24

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