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卒業生
鈴木 誠也

鈴木 誠也(二松学舎大附)

都道府県:
高校:
学年:
2013 年卒
ポジション:
投手
投打:
右/右
身長:
181 cm
体重:
81 kg
データ最終更新日:2017年3月11日

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寸評

 今年の東東京で高卒プロを狙える技術、身体能力を持ったのが二松学舎付・鈴木 誠也だろう。投手としては140キロ台半ばの速球、多彩な変化球を投げ分け、さらに各種技術が高い。野手としては一発を打つ長打力だけではなく、右方向にもと打ち分ける広角な打撃を展開。そして二塁まで7秒後半で到達する俊足ぶり。NPBのスカウトは野手として評価しているようだ。スカウトの動きを見ると彼が投げる時、スカウトはスピードガンを向けていない。彼が打席に立つと一斉にビデオを撮り始める。野手としての可能性を考えて見た。

(打撃)
 
 私が見たのは日大豊山戦。3打席目まで観戦し、右中間を破る二塁打、左横線を抜くシングルヒット、大きなレフトフライ。3打数2安打2二塁打と活躍を見せていた。


 スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いて構えている。腰の据わりも良く、バランス良く構えることが出来ており、筋の良さを感じさせる。以前よりも投手に向き合って構えていて、集中力が高まった。

 投手の足が着地したところから始動を仕掛けるスタイル。始動の仕掛け自体は遅く、ギリギリまで引き付けて捕手寄りのポイントで打つ選手である。トップの動きを見ていくとぐっと深く取っていく。バックスイングを深く取ることが出来ている。以前はグリップが身体の奥に入りすぎてしまい、インコースにどん詰まりだったが、以前よりもそれは緩和され、左投手のインコースも引っ張れるようになっている。肩口から振り出すことになったことで、ヘッドが下がらずに内回りのスイングでボールを捉えることが出来るようになっている。インパクト時に前足を踏ん張って、軸がぶれずにしっかりと振り抜いている。昨年よりも振り出しからインパクトまでスムーズになり、着実に成長を見せている。
 
 彼の3打席を振りかえると生粋の長距離打者というほどではなく、広角に打ち分ける中距離打者という印象。俊足で、淡泊なように見えるが、積極的にボールに食らいつく傾向はあるので、突破口を切り開く核弾頭向きの選手ではないだろうか。

 課題としては強引に打ちに行く癖があること。ヘッドが遠回りした状態で打っている。木製バットの対応は昨秋見る限り、時間がかかるように見えたが、この夏を見る限り、まだ時間はかかるものの、適応する時間は前より早くなっていそうだ。

 二塁打のタイムは7秒77を計測。基準が8秒29なので、中々速いタイムである。昨秋に抜群のスタートを切って盗塁も見せており、投手ではあるが、走塁意識は高い選手。手抜きをしないというのが彼の良さかもしれない。

将来の可能性

 技術的には優れたものがあり、強いスイングができる土台ができている。脚力もかなりの俊足で売りになるものもある。投手としては140キロ前後の速球を投げ、変化球の種類も多く、投球以外の各種技術は高い。ただ他の高卒投手と比べると明確な武器・特徴はなく、目に見えた成長がない。そうするとやはり打者としての将来性が高くなり、評価も高くなるのは必然だろう。
 打者・鈴木の 将来性を考えてみる。スカウトの動きを見ると、評判は高まっている。身体能力の高さは光るが、木製バットに置き換えた時に考えると、まず木製バットから適応することから始めないといけないが、いずれ慣れていけば、自分の持ち味を発揮できる選手になるのではないだろうか。

 プレーぶりを見ると、とても真面目な選手で、打席内容も積極的で物怖じしないところが魅力。淡泊になるところが欠点ともいえるが、身体能力、攻守の基礎体力が他の野手に比べて水準が高いので、かなり高い評価を受けて指名される可能性もあるのではないだろうか。
 どちらのステージに進んでも、4年かけて、じっくりと土台を固めていけば勝負強さ、俊足を売りにした中距離打者に変貌していくのではないだろうか。恵まれた身体能力、基礎体力の高さを活かす技術を身につけ、次のステージでさらなる脚光を浴びる存在になることを期待している。

情報提供・文:2012.08.30  河嶋 宗一

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