大崎 将弥選手 (盛岡三)
寸評
旧チームから3番・中堅手として出場。独特のリストワークを使う巧打が魅力の天才肌。 (第一印象) とにかく外角の低めの球でも、バットのヘッドを立てて上手く拾うのが、この選手の最大の魅力。そのため強く・鋭くというよりは、上手さが目立つ感じの打者です。 (守備・走塁面) 非常に落下点までの入りに余裕があり、広い守備範囲を誇る中堅守備は目立ちます。ただ走力は、多少緩めて4.5秒ぐらいなので、本気で走り抜けても恐らく塁間4.3秒前後。そう考えると、それほど走力自体があるわけではないようです。また地肩の強さは、観戦した試合だけではよくわかりませんでした。 (打撃内容) スクエアスタンスで、バランスよく構えます。足を何度か上げたり下ろしたりを繰り返しタイミングをとりつつ、本格的に始動するのは遅いタイミングです。そのためボールをじっくり見極めてから始動するので、天性に二番打者タイプなのかもしれません。 <長所> 小さくベース側にインステップして、踏み込んだ足元はブレません。このことからも、外角の厳しいところや低めの球にもついて行くことができます。その反面、少し内角が窮屈に見えます。 足のタイミングのとり方、独特のリストワークを生かしたバットの出し方を見ても、かなりの天才肌の打者であるように思います。少しグリップが下がって出てくるのは気になるのですが、バットの先端であるヘッドを立てて低めの球でもヒットゾーンに落とします。 <課題> 巧打者としては、始動のタイミングが遅く、打てる球は限られます。ただ足と手を使って独特のタイミングのとり方をしているので、この遅い始動でも、いろいろな変化に対応できるかもしれません。あとは、左打者の割にインステップしてくるので、内角の捌きが窮屈な点がどうでしょうか。もうちょっと強く・鋭く振り抜けるようになると、上のレベルでも面白い存在です。
更新日時:2012.06.02
将来の可能性
中堅守備と独特の打撃に関しては、かなり異色の天才肌であるように思えます。その反面、走力・地肩・打撃の強さ含めて、上のレベルを意識すると気になる材料も少なくありません。いずれにしても、2012年度の岩手を代表する野手に位置づけられると思うので、最終学年に何処までの選手に育つのか、大いに期待して見守ってみたい個性派でした。
更新日時:2012.06.02
匿名
2024-03-02 at 4:17 PM
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