錦城学園vs都立足立新田
錦城学園、注目対決を制し4回戦へ
神宮第二球場で行われた第一試合はここ2年連続でベスト16の錦城学園と都立の雄・都立足立新田の対戦。
3回戦屈指の好カードに[stadium]神宮第二球場[/stadium]には多くの観客がつめかけた。
試合は、接戦が予想されたが試合は思わぬ展開となった。
12四死球。
この試合で都立足立新田投手陣がだした数字である。これでは勝利の神様は降りづらい。
試合は、1点を追う錦城学園が、3回裏、この回先頭の8番岩瀬廉が四球で出塁。9番長嶋勇樹は三振で倒れるものの、1番小島駿太が四球で1,2塁に。2番佐々木雄大のセーフティーバントで満塁のチャンスを作る。ここで3番木下優斗が冷静に四球を選び同点に追いつく。続く4回裏にもこの回先頭の6番柳谷将が四球で出塁。7番藤尾大康がセンター前ヒットで続く。その後2アウト2・3塁となり、1番小島のタイムリーヒットで2点を返し錦城学園が逆転に成功した。
更に5回裏、錦城学園は1アウトから4番大野文也5番田保和樹の連続四球で再びチャンスを作る。
ここで投手が秋吉飛呂に交代。都立足立新田としてはなんとか流れを変えたいところだ。
しかし変わった秋吉は6番柳谷に四球を与え満塁とすると、7番藤尾には押し出しのデッドボールで1点を失い、更に9番長嶋にも押し出しの四球で2点を失った。
錦城学園は6回裏もノーヒットながら2つの四球と敵失で更に2点を追加。試合を優位に進める。
投げても錦城学園・先発岩瀬が丁寧に都立足立新田打線を打ちとっていく。対する都立足立新田・秋吉も7回以降、ようやくリズムを取り戻したが試合の行方は決していた。
試合はそのまま、7対1で錦城学園が勝利。注目対決を制し4回戦へと駒を進めた。
両校の能力の差はない。
それだけに『普段の力を出す事がいかに難しいか』を感じた試合となった。
都立足立新田としては、本来の力を出し切れないままゲームが終わってしまった感じではないだろうか。
なお勝った錦城学園はベスト16をかけ17日成城と神宮第二球場で4回戦を戦う。
(文：編集部)
