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再び台湾で躍動する寺島成輝(東京ヤクルト)!来季こそ飛躍を

2017.12.17

再び台湾で躍動する寺島成輝(東京ヤクルト)!来季こそ飛躍を | 高校野球ドットコム

寺島成輝(東京ヤクルト)

再び台湾で躍動する寺島成輝(東京ヤクルト)!来季こそ飛躍を

11月25日から始まった2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)は準決勝が行われ、NPBイースタン選抜はJABA選抜と対戦。2対0と完封勝利で決勝進出を決めた。この試合で先発したのは高卒1年目の寺島 成輝履正社出身)。4回を投げ、5奪三振、被安打3、無失点とここまでトップを走っていたJABA選抜打線を抑え込んだ。

 高校時代は藤平尚真今井達也らともに、台湾で行われたアジア選手権優勝に貢献。この大会で、寺島は防御率0.00と1点も与えない抜群の安定感を見せた。東京ヤクルトスワローズに1位指名を受けた寺島であったが、プロ1年目は故障もあり、一軍登板はわずか1試合。二軍登板も6試合登板にとどまった。悔しい1年目を送った寺島は、来季飛躍するために、このウインターベースボールリーグにかけているのである。

 ウインターベースボールリーグの寺島のピッチングはだいぶ復調を見せている。左スリークォーターから投げ込む直球は常時130キロ後半~140キロ前半と決して速くないのだが、それでもJABA選抜の打者たちが押されている姿を見ると、やはり手元で切れがあるのだろう。直球の比率が高く、分かっていても打ちとれるのは強みである。ストレートで押しまくる寺島のピッチングスタイルができるのは好調な証拠だ。

 このリーグ戦で8試合に登板し、15.1回を投げ、防御率1.17、16奪三振と好投を見せた寺島。来季、最下位から巻き返しを図る東京ヤクルトにとって寺島など若い選手の活躍は不可欠。2018年はウインターベースボールリーグの経験があったからこそ活躍できたといえるシーズンにしたい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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