20歳になるまで飲酒は絶対にダメ
栃木県小山市にある白鷗大学野球部で、未成年の1年生部員2人が、春に入部予定の高校3年生2人に飲酒を強要していたことがニュースになりました。強要した1年生部員2人は「歓迎するつもりだった」と話しています。
白鷗大学野球部は2月14日から活動を自粛しているということです。
非常に残念なニュースです。強要した1年生部員2人は言語道断ですが、飲酒してしまった高校3年生にも問題はあります。
先日、高校野球の部員は卒業式の日が終わるまでと書きましたが、身分は3月31日まで高校生で、大学生になるのは4月1日から。しかもどちらにしても未成年ですから、飲酒はもってのほかと言わざるをえません。そして、もし卒業式を終えていなければ、高校の野球部も処分の対象になる可能性があり、迷惑がかかりかねません。
同様のケースは全国でも起こり得ること。急性アルコール中毒になることがあるかもしれませんし、20歳になるまでは「絶対に飲まない」と心に決めて、断る勇気が必要です。
実際に先輩になる部員に勧められると難しい部分があるのかもしれませんが、これは自己責任だと思って、はっきり断るようにください。送りだす指導者、親も今回のニュースをきっかけにあらためてちゃんと指導してあげてください。
そして、先輩も絶対に勧めてはいけません!仮に20歳になっていたとしても、酒類はその人によって個人差があります。酒が体に合わない人もいるのです。
こういうことがニュースになると、チームとして活動する場がなくなってしまいます。あらためて、非常に残念です。
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(文:松倉雄太)