安房vs松戸向陽
安房打線が爆発！20安打17得点で初戦を5回コールド発進
各地方、熱戦が繰り広げられている中で第99回全国高等学校野球選手権千葉県大会も大会3日目を迎えた。習志野市秋津球場の第1試合は安房対松戸向陽が1回戦で激突。
先制したのは松戸向陽。1回、安房の先発・鈴木 大地の立ち上がりを攻める。先頭の1番・麻生 和貴がセンターを大きく超える二塁打を放ち相手のミスもあり一死三塁とすると3番・安藤 礼司が適時右前打を放った。松戸向陽が幸先良く先制に成功した。
変わって、直後の安房の攻撃で1番・関口 竜一が捕手への内野安打を放つと一死二塁から3番・長野 真也がセンター超えの適時三塁打を放ちすぐさま同点に追いつく。なおも一死三塁の好機で4番・神保 龍征がライト線に適時二塁打を放ち逆転。その後も7番・山下 颯斗、8番・押 裕大の適時打や相手のミスで追加点を取りこの回一挙5得点を挙げる。
2回にも安房打線は攻撃の手を緩めることなく1番・関口 竜一、2番・天野 昴、3番・長野 真也の連続安打で無死満塁とすると4番・神保 龍征の適時右前打で二者が生還。一方、反撃したい松戸向陽だが2、3回ともに安房の先発・鈴木 大地に直球と変化球を上手く織り交ぜた投球を見せられタイミングを取ることができない3回、相手の失策などで一死二塁とすると9番・吉田 三四郎がセンターへの適時三塁打で点差を引き離す。さらに2番・天野 昴から4者連続安打が飛び出すなどでこの回打者一巡し一挙6得点を奪った。
勢いに乗っている安房は4回から鈴木 大地に変わり左腕の関根 広人がマウンドに上がる。二死走者無しから四球や適時打で1失点を奪われるもコースをついた堂々とした投球を披露した。安房は4回にも勢いそのままに好機を作っては適時打などで走者を還す理想的な得点の取り方で3点を追加。5回は関根 広人から変わった福岡 惇之介が全て三振でアウトを取り5回コールドゲームで安房が勝利した。
松戸向陽はベンチ入りメンバーが10人と少ないながらも出来る限りのプレーを全力で出し切っていた。勝利した安房は2回戦に進出。15日に国府台球場の第3試合目で清水と対戦する。
(文＝編集部)
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