試合レポート

丹原vs今治北大三島

2012.09.16

丹原vs今治北大三島 | 高校野球ドットコム

フルスイングが魅力的な4番・越智達矢(丹原)

今治北大三島分校の奮闘及ばず、集中打で丹原コールド発進!

結果はコールド負けに終わったが、この試合における今治北大三島分校の奮闘は特筆に価する。特に打撃面では野球経験者9人が残った2年生を軸に、2回・7回を除き毎回出塁。

夏の愛媛大会ベスト8進出に大きく寄与した丹原左腕・小笠原嵩(2年)に対し、2安打1盗塁を記録した8番・藤﨑蓮(2年)をはじめ、各打者が個の特長を発揮せんとする様は、「悪くはない」と話した先田寿志監督のチーム分析を裏付けるものだった。

が、やはり地力で勝るのは丹原。5回裏に1番・川又樹(2年)の中前打で先制すると、6回には5番・大西拓実(2年)の2点適時三塁打をはじめ、3長打を集めて3得点。7回には4番の越智達矢(1年)による二打席連続二塁打とダブルスチールなどで再び3点を奪い、コールド勝ちを収めた。

その中でも目立ったのはやはり越智である。

インハイ直球をフルスイングし、ラインドライブで92m先の[stadium]西条ひうち球場[/stadium]右翼フェンスに直接ぶつける6回の二塁打について「もうヒット1本では・・・の段階になっている」と仙波秀和監督は評したが、このラインドライブがスタンドに入るようになれば、愛媛球界期待の右の長距離砲は四国でも屈指の長距離砲になれるはずだ。

(文=寺下友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.08

平成国際大の新入生は逸材揃い!帝京&茨城4強右腕、日本文理の遊撃手、高校通算20発以上の強打者らが加入!

2024.05.08

4連覇狙うオリックスの起爆剤へ! 二軍で輝く3選手

2024.05.08

筒香嘉智の復帰即逆転3ランにベイOBも興奮!二軍の打率1割台でも力を発揮できた理由とは!?

2024.05.08

古豪復活! 42年ぶり春季神奈川優勝の武相、背景にあった「徹底的な打力強化」と「9イニング勝負」

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.03

【埼玉】春日部共栄の「反撃」なるか、5年ぶりの関東切符狙う<春季県大会>

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.03

【春季埼玉県大会】山村学園の打線が爆発!エース西川も好投!立教新座を一蹴し準決勝進出!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>