石見智翠館vs広島新庄
都根投手(石見智翠館)
エースの粘投で石見智翠館(旧・江の川)が準決勝へ!
エース戸根千明(2年)が広島新庄打線に9安打を浴びながらも、粘り強いピッチングで振り切り、準決勝進出を決めた。
「全然ダメです。30点くらいです」と試合後に苦笑いした戸根。序盤から雨が降ったり止んだりの難しいコンディションにも苦しめられ、威力のある直球はなりを潜めた。
しかし「球は走ってなかったけど、相手の打線が当てにきていたので、それを利用して打たせるピッチングにすぐ切り替えた」と主将も務めるエースは冷静沈着。さらに走者を背負ってからはしつこいくらいに牽制球を多投。広島新庄自慢の機動力を封じることに成功した。
「勝てたことが一番」と話した戸根主将。
今年4月に江の川から校名を変更した石見智翠館。16年ぶりの選抜出場となればお披露目の場ともなる。「まだ江の川だと思っている人も多いと思う。絶対に甲子園に出て、新しい校名を知ってもらいたい」とエースで主将の言葉は力強かった。
(文=松倉雄太)
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