中田、渡邉など高卒生え抜きが支える日ハム打線 次世代の左右主砲・清宮&野村にも期待!
2007年1位指名の中田翔(大阪桐蔭出身)
2020年はリーグ5位に終わった日本ハム。その日本ハムの昨年レギュラーとして出場した選手たちのドラフト指名順位はどうだっただろうか。昨シーズン300打席以上を記録した野手は以下の通り。
【300打席到達選手】
一塁手・DH 中田 翔 (大阪桐蔭出身) 2007年1位 高卒
二塁手 渡邉 諒 (東海大甲府出身)2013年1位 高卒
左翼手・DH 近藤 健介(横浜出身) 2014年4位 高卒
中堅手 西川 遥輝(智辯和歌山出身)2010年2位 高卒
右翼手 大田 泰示(東海大相模出身)2008年1位 高卒
日本ハムで昨季300打席以上到達した野手はこの5名。全て高卒選手で2007年1位の中田 翔、2013年1位の渡邉 諒を筆頭に上位指名の選手は4名で高卒生え抜き選手が打線を支えていた。
捕手では2015年4位の宇佐見 真吾(市立柏出身)がキャリアハイの80試合、187打席を記録し最多だった。次いで2014年2位の清水 優心(九州国際大付出身)が69試合で157打席となっており来季も激しい正捕手争いが繰り広げられろうだ。
内野手では2017年1位の清宮 幸太郎(早稲田実出身)が263打席を記録。出場機会を与えられていたが、打率.190、本塁打7本と入団当初の期待の大きさからすれば物足りなさを感じざるを得ない。来季は突き抜けた活躍に期待だ。
そして高卒2年目で開幕スタメンを勝ち取った2018年2位の野村 佑希(花咲徳栄出身)にも注目だ。昨季は怪我で離脱し21試合76打席に止まるも、3本塁打、打率.257を記録し若手の主砲候補として片鱗を示した。同世代の清宮とともに将来、日ハムの左右の主砲として打線に君臨することができるか。
また2008年5位の中島 卓也(福岡工出身)を筆頭に、2015年4位の平沼 翔太(敦賀気比出身)、2016年2位の石井 一成(作新学院出身)らの正遊撃手争いにも目が離せない。
昨年のドラフトでは2位で中央大の五十幡 亮汰(佐野日大出身)、3位では上武大の古川 裕大を指名しており、即戦力としての起用が期待されている。就任10年目を迎える栗山 英樹監督のもと、来季はどんな選手たちが打線を作っていくだろうか、注目だ。
(記事:藤木 拓弥)
関連記事
◆【写真】高校時代と変わらない清宮幸太郎の打席でのルーティン
◆清宮幸太郎(早稲田実業出身)ら日本ハム過去5年のドラ1選手が揃って1軍キャンプスタート
◆大谷、ダルビッシュ…日本ハム歴代のドラフト1位でベストナインを組んでみた