News

世代屈指の本格派右腕・小林樹斗(智辯和歌山)。力まない感覚で150キロ

2020.07.29

世代屈指の本格派右腕・小林樹斗(智辯和歌山)。力まない感覚で150キロ | 高校野球ドットコム
小林樹斗(智辯和歌山)※写真は昨秋近畿大会より

 小林樹斗智辯和歌山)が28日の南部戦で1回無失点の好投。自己最速の150キロをマークした。

 小林が常に求めていたのは力感がなくても、140キロ後半を出せるストレートであるか。昨年夏の米子東戦の感覚について最も理想的と話していた小林。昨秋の投球は145キロ前後派出ていてもどこか力んでいたり、ボールの角度が感じられない。今年1月、中谷仁監督に現状の小林について聞くと、結構打たれることが多いという話を聞いた。小林は投球練習から体重移動について試行錯誤している様子が感じられ、初芝橋本で監督を務めていた芝野副部長といろいろ話し込んでいる様子が見受けられた。

 自粛期間もあり、こういった日々の試行錯誤がついに実を結んだ。力まなくても、左足を挙げてから体重移動まで余計な力が入っておらず、鋭い腕の振りから繰り出す常時140キロ後半のストレートは威力があり、南部の打者を次々と押し込む投球。昨年に比べて格段に成長した様子が見受けられた。

 ストレートの球威自体は今年の高校生投手でもトップクラスだろう。あとは長いイニングを投げてどれだけ投球ができるのか、

 8月1日の市立和歌山戦ではどんな投球を見せていくのか、楽しみである。

関連記事
智辯和歌山、4投手の継投で初戦突破!プロ注目の1番・細川凌平も躍動!
智辯和歌山の課題は「個」のレベルアップ。コンバートなどを経て全選手がレベルアップ!
【組み合わせ】2020 夏 高校野球和歌山大会

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.24

【関東】25日に準決勝、2戦6発の帝京の打棒が響き渡るか<春季地区大会>

2024.05.24

【岩手】25日に準決勝、6大会連続V狙う花巻東に、創部初4強の水沢商が挑む<春季県大会>

2024.05.25

【熊本】九州学院、熊本工が決勝へ<NHK旗>

2024.05.25

【長崎】長崎北、長崎日大、創成館などが勝利<NHK杯地区予選>

2024.05.25

【島根】開星、立正大淞南、大社、飯南などが各地区で4強入り<各地区大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.20

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在31地区が決定、宮城では古川学園、仙台南、岩手では盛岡大附、秋田では秋田商などがシードを獲得

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.05.19

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在30地区が決定、青森では青森山田、八戸学院光星がシード獲得

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商