都立上水vs穎明館
都立上水が終盤に試合決め、今チーム公式戦初勝利!頴明館2年生エース「来年は完封」誓う
12日、立川市営野球場の第一試合では、第103回全国高校野球選手権 西東京大会の2回戦、都立上水と頴明館の試合が行われ、8対4で都立上水が勝利し今チーム公式戦初白星を飾った。
都立上水の先発には湯原功久監督も「ストライクがどんどん取れてリズムが良い」と信頼を寄せる背番号8左腕の伊藤優太が登った。その伊藤が初回に先制を許し、5回途中まで3失点。打線も初回にすぐさま逆転したが4対3の1点差と終盤まで気が抜けない展開が続いた。
5回途中からはエース・佐藤颯が2番手のマウンドに登る。184センチの長身から伊藤とは打って変わって130キロ近い速球が持ち味だ。スライダーとのコンビネーションで4つの三振を奪い、9回2死まで安打を許さなかった。
エースの快投に打線も7回に1点、8回に3点を奪い試合を決めた。チーム初勝利に導いた佐藤は最終回に1失点を喫すも最後の打者をフライアウトに打ち取りガッツポーズ。「やっと終わったという感じでした」。10ヶ月ぶりの公式戦で初めての「勝利」を噛み締めた。
敗れた頴明館は1年夏からエースナンバーを背負う2年生右腕・小野崎貴仁が8回を122球8失点で完投した。昨夏も先発のマウンドを任されるも7回4失点で降板した。「来年は初回からしっかり相手打線を抑えて9回を投げて完封できるような投手になりたいです」と成長を誓った。
(取材=藤木拓弥)
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