岡山南vs就実
「古豪・新鋭」対決を制し、岡山南が優秀校に!
優秀校に輝いた岡山南
春夏合わせて10回の甲子園出場に加え、来シーズンから巨人の2軍監督を務める川相 昌弘氏や中日に在籍する野本 圭外野手ら多くのプロ野球選手を輩出した実績を持つ古豪・岡山南。対するは2009年の共学化を転機に、2012年に野球部創部となり、翌2013年から県内公式戦に参戦している新鋭・就実。優秀校決定戦第1試合は、古豪と新鋭、対極的な両校による顔合わせとなった。
先攻・就実、後攻・岡山南。先発は就実が中川 尚暉、岡山南が万代 凌也。
4回表、就実が1点の先制に成功するも、直後の4回裏に岡山南が3点を奪い、逆転に成功。その後は寺門 慶馬への継投でスコアボードに0を並べた就実。最終回に満塁のチャンスを作り、万代凌也を攻め込むもあと一本が出ず。惜しくも同校初のタイトル奪取とはいかなかった。
かつてはスカイブルーのユニフォームで全国舞台に度々姿を現した岡山南だが、1993年夏の出場を最後に甲子園から遠ざかっている。今夏の岡山大会は甲子園出場を果たしたおかやま山陽相手に初戦コールド負けを喫したものの、今秋は地区予選を勝ち上がり、県大会まで駒を進めた。今回の優秀校受賞が古豪復活の足掛かりとなるか。今後も注目だ。
公式戦参加2年目の2014夏には藤井 皓哉(現・広島)を擁するおかやま山陽を降し、現時点での最高成績である3回戦進出を果たしている就実。来年、そしてこの世代が最高学年となる再来年に「歴代最高成績」を残す活躍を見せてくれることを期待したい。
(文=井上 幸太)
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