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桜井俊貴が2試合連続完投!中川皓太や重信慎之介も出場【2015年明治神宮大会・大学の部】

2019.11.14

桜井俊貴が2試合連続完投!中川皓太や重信慎之介も出場【2015年明治神宮大会・大学の部】 | 高校野球ドットコム
重信慎之介

 毎年、ドラフト会議後に行われる明治神宮大会。大学の部ではすでにドラフト指名されている4年生の出場もあり注目を集める。今年は慶応大学の郡司裕也(中日4位)らが出場予定だ。

 その明治神宮大会では、その年のドラフト会議で指名された選手に限らず、毎年のように後のNPBプレーヤーが出場を果たしている。そこで今回は2015年の明治神宮大会(大学の部)を振り返ってみたい。

 この大会で優勝を果たしたのは亜細亜大学だった。藤岡裕大(現・ロッテ)が全試合で1番に座り、板山祐太郎(現・阪神)、宗接唯人(現・ロッテ)らが主力としてチームを引っ張っていた。亜細亜大学は立命館大学、東海大学、早稲田大学を下しての優勝だったが、その対戦相手にも将来のNPBプレーヤーが多く名を連ねていた。

 亜細亜大学の初戦(2回戦)となった立命館大のエースは桜井俊貴(現・巨人)だった。

 桜井は初戦(1回戦)の東北福祉大学戦では9回完封勝利。さらには大会史上最多タイとなる18三振を奪う快投とまさに万全の状態。野手陣では山足達也(現・オリックス)、辰己涼介(現・楽天)のふたりがレギュラーとして出場を果たしていた。この試合で東北福祉大学の「3番・遊撃」として出場した楠本泰史(現・DeNA)は3三振に倒れている。亜細亜大学戦でも桜井は9回2失点と好投したが、及ばなかった。

 亜細亜大学に準決勝で敗れた東海大学は渡辺勝(現・中日)、田中俊太(現・巨人)、中川皓太(現・巨人)がスタメンだった。この試合では終盤まで東海大学がリードを保ったが、終盤に亜細亜大学が試合をひっくり返している。

 決勝で相まみえた早稲田大学も重信慎之介(現・巨人)、茂木栄五郎(現・楽天)、石井一成(現・日本ハム)、大竹耕太郎(現・ソフトバンク)とスタメンに4人のNPBプレーヤーが名を連ねていた。

 決勝での登板はなかったものの、小島和哉(現・ロッテ)もメンバー入りしていたほど。その小島は準決勝で島田海吏(現・阪神)、先日のドラフト会議で西武から1位指名を受けた宮川哲(東芝)を擁する上武大学相手に9回1失点完投勝利をマークしている。

 このように2015年の大会では決勝に進んだ亜細亜大学、早稲田大学だけでなく、その他の大学にも多くのNPBプレーヤーが在籍していたのである。

 すでにドラフト指名を受けている4年生はもちろんだが、下級生や社会人野球に進む選手たちにも注目したい。

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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