アメフトで注目、横浜ベイスターズに在籍したマホームズの息子は野球も一流だった!
アメリカンフットボール・NFLのNO1を決めるスーパーボウルへの道。日本時間の昨日朝に、NFCとAFCのカンファレンスチャンピオンシップが行われました。
プロ野球に例えると、日本シリーズの前の、クライマックスシリーズファイナルステージのようなイメージで、いわゆる準決勝です。
今年は2試合とも延長(オーバータイム)にもつれこむ大熱戦となりました。
結果、ロサンゼルス・ラムズ(NFC)とニューイングランド・ペイトリオッツ(AFC)が勝ち、2月4日朝(日本時間)に行われるスーパーボウル進出を決めました。
ペイトリオッツは10年連続レギュラーシーズン地区優勝、8年連続カンファレンスチャンピオンシップ進出、そして3年連続のスーパーボウルという、昔の巨人のV9を上回るとも思える成績です。
さて今回の話題は、そのペイトリオッツに惜しくも敗れたカンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)を務めるパトリック・マホームズ選手(23歳)です。
マホームズと聞いて、ピンと来る方はかなりの野球通。父は97年と98年にプロ野球の横浜ベイスターズにも在籍した、元メジャーリーガーのパット・マホームズ氏。MLBでは11年間で308試合に登板し、42勝を挙げました。横浜ベイスターズでは97年に11試合登板で3勝。翌98年は故障や制球難もあって、一軍では勝てず、この年限りで退団しました。
そのジュニアが、NFLで今季大活躍のQBになりました。ジュニアのパトリック・マホームズ選手も、高校時代にはアメリカンフットボールの他に野球とバスケットボールでもプレイ。野球では高校3年時に16奪三振でノーヒットノーランを達成したことがあるそうです。2014年のMLBドラフト候補になり、デトロイト・タイガースから37巡目で指名を受けました。
しかし大学進学の意思が強く、MLBに入団することはありませんでした。
大学では2年まで野球もしましたが、3年からアメリカンフットボールに専念し、野球選手としてのマホームズはここで終わりました。
今年は惜しくもスーパーボウルの夢はあと一歩で届きませんでしたが、もし進出できていれば日本でも話題になったはずの選手です。まだ23歳。元野球選手の若きQBの来年以降に、ぜひ注目してみてください!
(文:松倉雄太)