【動画】仙台育英など名門で活躍する強打者を輩出、中学軟式の強豪が取り組む練習内容が凄い
上一色中(東京・江戸川区)は中学軟式野球界における名門校として知られ、ロッテ・横山 陸人投手(専大松戸出身)、DeNA・深沢 鳳介投手(専大松戸出身)といった好投手が中学時代を過ごしている。打者も今センバツに出場した仙台育英(宮城)の岡田 優吾内野手(2年)などが巣立っているが、好打者が生まれるのには理由がある。
西尾監督は「投球の高さに合わせて、一度バットを落とす」という「タテぶり」の打撃フォームを意識させている。
意識を習慣化させるように、取材日の練習ではティー打撃は置きティーでかなり高いところに設定して練習を実施。高めでも「タテぶり」のスイングを習得させる工夫を凝らした。バットの重さも900、1200、1500グラムと中学軟式では扱わないような重さのバットをあえて活用。バットの重みを利用して、振り出す際に自然とバットを落とせるようにした。
ほかにもソフトボールを打つなど、軟式よりも重い球を遠くに飛ばそうとすることで、パワーアップを図るなど、細かな工夫がちりばめられている。ここに上一色中の強さがあり、今後も継続的に取り組み続けることで、新たなスラッガーが誕生することは間違いないだろう。
その上一色中の練習模様などを特集した映像は、高校野球ドットコムの公式Youtube内で配信されている。