山田脩也(仙台育英)、小林隼翔(広陵)、進藤天(山梨学院)、山口翔梧(龍谷大平安)

 いよいよ95回記念選抜高校野球大会がスタートする。10日には抽選が行われ、18日に開幕を迎える。代表36校は最後の追い込みに余念がない。大会を直前に控え、話題ものに触れておきたい。

 最近のトレンドとして、遊撃手にセンスのいい選手が揃っている。今センバツでも、注目の遊撃手は多く、大会前に整理しておきたい。昨年秋の成績やチームへの貢献度を考慮して、主な遊撃手を10人を選んでみた。

仙台育英(宮城)2番 ☆山田 脩也(3年)10犠打、.310
山梨学院(山梨)1番 ☆進藤 天(3年).417
専大松戸(千葉)3番 中山 凱(2年)180センチ、2HR、39打点、.357
作新学院(栃木)3番 磯 圭太(3年)★ 29打点、4HR、.265
東海大菅生(東京)7番 門間 丈(3年)好守備連発、.413
大垣日大(岐阜)4番 米津 煌太(3年)昨年秋2戦連発含む高校通算15本、.419
大阪桐蔭(大阪)1番 小川 大地(3年)182センチ、広角巧打者、.287
報徳学園(兵庫)8番 竹内 颯平(3年)堅い守りが売り、.320
龍谷大平安(京都)5番 ☆山口 翔梧(3年)公式戦で「.615、12打点」のチーム2冠、.470
広陵(広島)4番 ☆小林 隼翔(3年).395
(成績は昨年秋の公式戦、練習試合を合計。★は左打者、☆は主将)

 主な遊撃手では右打者が多く、主将も務める選手もいて、多くが打線の中軸を任されている。東海大菅生の門間と報徳学園の竹内は守備でかなりの高評価を受けている。打撃面では大垣日大・米津、山梨学院・進藤、仙台育英・山田、龍谷大平安・山口らがプロのスカウトも注目している。

 その他、180センチを超える大型遊撃手としては、石橋(栃木)の4番・入江 祥太(2年)、慶應義塾(神奈川)の8番・八木 陽(3年)、昨年秋県決勝での右手首骨折から復帰予定の高知(高知)の4番・門野 結大(3年)も注目される。21世紀枠の城東(徳島)の1番・加統 蒼眞(3年)は、昨年4月からスイッチヒッターとして活躍した。

 守備でも花形でもある遊撃手。打撃はもちろんだが、守備にも注目したい。