彦根総合ナイン

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 第95回記念大会となる23年センバツの出場校が決定した。コロナ禍以前のように、全校による開会式が行われるなど、大会は熱気を帯びることが予想され、甲子園の舞台での球児たちの全力プレーが期待される。

 今センバツ初出場を決めた彦根総合(滋賀)は春夏通じて初の甲子園出場となる。昨年の秋季近畿大会では1勝して8強入り。近畿枠の6校目として選出された。今大会の一般枠では唯一の甲子園初出場となった。

 彦根総合の昨年秋の公式戦の成績は以下の通り。

★県大会
1回戦:〇9対2 滋賀短大附
(7回コールド)
2回戦:〇12対0 守山
(5回コールド)
3回戦:〇9対2 草津
(8回コールド)
準々決勝:〇10対9 彦根東
※延長15回タイブレーク
準決勝:〇3対0 近江兄弟社
決勝:〇7対1 瀬田工
★近畿大会
1回戦:〇4対2 近大新宮(和歌山)
準々決勝:●4対9 大阪桐蔭(大阪)

 滋賀大会では3回戦まですべてコールド勝ちと順当に勝ち上がり、準々決勝では接戦を制した。13回からのタイブレークで13回に4点ずつ、14回に1点ずつをお互いに取り合う激しいゲームだったが、最後15回は2点を取られた裏に3点取り返してのサヨナラ勝ちだった。勢いに乗って、優勝まで駆け上がった。

 近畿大会では近大新宮に快勝。大阪桐蔭には初回に2点を失うもその裏に3点を奪って逆転するなど、序盤3回までは2点をリードする展開だった。逆転負けを許してしまったが、「王者」相手に堂々と渡り合った。

 近年の公式戦成績は初戦敗退の連続だった。18年の夏こそ3回戦敗退だったが、その後21年まですべて初戦敗退。しかし22年春に県4強に入ると、夏こそ初戦敗退だったが、新チームとなった秋に優勝まで上り詰めた。

 20年に現在の宮崎裕也監督が顧問に就任してから改革がスタート。公立校の北大津(滋賀)を6度甲子園に導いた名将が昨年秋の県頂点に導き、創部初の甲子園の舞台を手にした。昨年、準優勝に輝いた滋賀代表の近江に負けないプレーをセンバツで見せてくれるに違いない。

(記事=編集部)