近畿大・野間 翔一郎、東洋大・花田 旭


 2021年度の大阪桐蔭はエース松浦 慶斗投手を筆頭にセンバツ、夏の甲子園に出場した。今回は2021年度の卒業生の現在地を見ていきたい。

 NPBへと進出したのは松浦 慶斗投手(日本ハム)と主将の池田 陵真外野手(オリックス)だ。1軍のマウンドも経験した松浦は2軍では5試合に登板で5奪三振、防御率7.20で1年目のシーズンを終えた。

 池田は1軍で初安打を含む3安打、1打点を記録した。2軍では103試合に出場し打率.239、本塁打4本、打点32と1年目ながら良い記録を残したと言えるだろう。来年は1軍での活躍を期待したい。

 東都リーグに進んだ選手では中央大の繁永 晟内野手、青山学院大の藤原 夏暉内野手、東洋大の花田 旭外野手、国士館大の山下 来球外野手などが1年生から出場を果たした。

 繁永は打率リーグ4位、二塁手でベストナインを獲得。1年生から中央大の主力打者として活躍した。藤原は12試合に出場し、8安打を記録した。こちらも主軸として出場し、来年はより良い成績が期待できるだろう。

 花田は指名打者でベストナインに選出された。また山下は国士館大の主軸打者として活躍し、13安打、打率.283と活躍を見せた。

 そして近畿大に進んだ野間 翔一郎外野手は、秋のリーグ戦では4試合で打率.467と高打率をマークし、12月2日から行われた大学強化合宿に参加している。野間と同リーグである関西大に進んだ小谷 太誠内野手も4試合に出場し、8打数2安打をマークしている。

 また東邦ガスに進んだ宮下 隼輔内野手は日本選手権予選では3番サードで出場するなど、活躍が目立っている。

 こうして多くの選手が、プロ、大学、社会人の舞台で活躍しているのは素晴らしいこと。2年生になってからの活躍も期待したい。