
抱き合う佐山、山浅の聖光学院バッテリー
明治神宮大会が終わり、2022年の高校野球のイベントは終了した。今年も全国の球児たちが全力を尽くしたプレーで多くの熱いドラマを演じ、高校野球ファンを魅了してきた。球児たちの今年の頑張りを各都道府県ごとに振り返ってみたい。
夏の甲子園では仙台育英(宮城)が東北勢悲願の全国制覇を成し遂げたが、福島の聖光学院の活躍も忘れてはならない。センバツこそ2回戦敗退に終わったが、夏甲子園では4強に進んだ。日大三(西東京)横浜(神奈川)敦賀気比(福井)と、甲子園優勝歴がある強豪を倒すなど、その実力は全国トップクラスだといってもいい。強打のイメージが強いが、守備もしっかり鍛えられていて勝負強さも兼ね備えている。仙台育英の次は、聖光学院の全国制覇の番かもしれない。
センバツではわずか部員15人の只見が21世紀枠で選出され、春夏通じて初の甲子園の舞台に立った。初戦は18三振を喫しての敗戦となったが、4回に1点を奪って一矢報いた。
聖光学院は県内ではすべての大会で優勝を収め、確固たる地位を築いている。この牙城を崩すチームはどこになるのか。春と夏は光南が準優勝まで勝ち進んでいる。東日本国際大昌平が、春8強、夏4強、秋8強と安定して上位に食い込んでいる。打倒聖光学院を成し遂げるチームが現れるのか。そこにも注目したい。
▽2022年福島県代表の甲子園成績
★センバツ
聖光学院 2回戦敗退
1回戦〇9-3 二松学舎大附(東京)
2回戦●2-7 近江(滋賀)
只見(21世紀枠) 初戦敗退
1回戦●1-6 大垣日大(岐阜)
★夏甲子園 聖光学院 4強
1回戦〇4-2 日大三(西東京)
2回戦〇3-2 横浜(神奈川)
3回戦〇8-1 敦賀気比(福井)
準々決勝〇10-5 九州学院(熊本)
準決勝●4-18 仙台育英(宮城)
▽福島県2022年主な大会記録
【春季】
優勝 聖光学院
準優勝 光南
3位 学法石川
4強 学法福島
8強 いわき光洋
福島商
福島東
東日本国際大昌平