ENEOS、日本通運など強豪社会人でも継続!中村奨成擁した2017年夏甲子園V・広陵ナインのその後
高校時代の中村 奨成(広陵)
甲子園を沸かせた名チームを振り返るシリーズ。今回は2017年夏の甲子園で準優勝を果たした広島広陵(広島)ナインの主な選手たちのその後を紹介する。 (学年は当時)
投手 平元銀次郎(3年)=法政大ー日本通運
投手 山本雅也(3年)=立正大
捕手 中村奨成(3年)=広島東洋カープ
内野手 大橋昇輝 (3年) =関西学院大
内野手 吉岡広貴(2年) =立教大
内野手 松岡直輝(3年) =中京大
内野手 丸山壮史(3年) =早稲田大ーENEOS
内野手 高田桐利(2年) =法政大
外野手 加川大樹(3年) =大阪商業大ーシティライト岡山
外野手 佐藤勇治(3年) =駒澤大ーYBS播磨
外野手 高田誠也(3年) =東海大ーYSB播磨
外野手 村上嘉一(3年) =流通経済大ー福山ローズファイターズ
1大会6本塁打を記録し過去32年間破られなかった清原 和博選手(PL学園)の本塁打記録を塗り替え、高校野球界に伝説をつくった中村は、広島と中日の競合の末、広島が交渉権を獲得しプロ入りを果たした。2021シーズンには1軍で39試合に出場するもまだまだレギュラーには定着できず代打や代走で使われる場面が多い。今季はレギュラー獲得へ飛躍的な1年となるか。
法政大に進学したエース左腕の平元は、最速146キロの力強いストレートとキレのあるスライダーを武器に主に中継ぎとしてチームを支えた。大学卒業後は社会人・日本通運に進みプロ入りを目指すのか注目したい。
早稲田大に進学し4年時に主将を務めた丸山は、下級生時代から二塁手のレギュラーとしてチームをけん引し3年秋には当時エースで主将の早川 隆久投手(現楽天)とともにリーグ優勝を経験した。大学卒業後は社会人チームの強豪ENEOSに進み1年目から主軸を担い、輝きを見せている。
立教大に進学した吉岡は3年生から外野手としてレギュラーをつかみ、同大学で今年のドラフト注目選手の山田 健太内野手(4年=大阪桐蔭)とクリーンアップを打つなどポテンシャル豊かな選手である。
夏の甲子園で中村の後の4番を担った加川は大阪商業大を経て社会人・シティライト岡山に進み主に6番左翼のスタメンとして試合に出場し硬式野球を継続中である。