2022年第94回選抜高校野球大会(阪神甲子園球場)の組み合わせ抽選が行われ、大会は3月18日開幕する。

 1924(大正13)年から開催された大会は今年で94回目。過去、選抜されたチームの歴史を全国47都道府県別に振り返ってみる。

 今回は愛媛。今センバツへの出場校はなかった。昨年秋の県大会で1位新田、2位西条、3位済美が四国大会に挑んだが、全て初戦敗退に終わった。

過去、愛媛でのセンバツの出場回数上位ランキングは以下の通り。

<愛媛センバツ出場回数上位ランキング>
1位 松山商  16回
2位 今治西  14回
3位 西条   6回
4位 宇和島東 4回
4位 新居浜商 4回

 愛媛県勢のセンバツ初出場は、第1回(1924年)大会の松山商。第1回からの5年連続出場を含め県内では最多の16回出場を誇るが、1996年を最後にセンバツ出場からは遠ざかっている。対抗する今治西の初出場は第40回(1968年)大会。4年連続出場も経験している。

<愛媛21世紀枠出場校と結果>
2004年 八幡浜
2015年 松山東(2回戦)

 愛媛県勢の21世紀枠での出場はこれまで2校。第76回(2004年)大会で生徒数減少ながら文武両道を実践していることが評価された八幡浜が初出場。初戦で鵡川(北海道)に3対6で敗れた。第87回(2015年)大会は「スーパーグローバルハイスクール」で文武両道が評価された松山東が選出され、松山中時代の第10回(1933年)大会以来、82年ぶりに出場。初戦で二松学舎大附(東京)相手にセンバツ初勝利を挙げた。2回戦(対東海大四)で1点差の逆転負けに泣いたが、愛媛県内最古の伝統校の活躍に地元は沸いた。

 センバツの勝利数上位ランキングは以下の通り。
1位 松山商  20勝(優勝2回、準優勝1回、4強2回、8強4回)
2位 今治西  14勝(4強2回、8強1回)
3位 済美   9勝(優勝1回、準優勝1回)
4位 宇和島東 7勝(優勝1回、8強1回)
5位 新田   4勝(準優勝1回)
5位 西条   4勝(8強1回)

 愛媛県勢のセンバツ初勝利は、第2回(1925年)大会の松山商で、初戦の広陵中(現・広陵=広島)に勝利。その後、横浜商(神奈川)、甲陽中(現・甲陽学院=兵庫)に勝利して決勝に進むと、四国勢同士の対決となった決勝で高松商(香川)に勝って初優勝を手にした。愛媛県勢の最高成績はその時を含めた松山商の2回の優勝。その他、宇和島東済美が優勝を果たしているが、いずれも上甲正典監督が指揮を執り、ともに「初出場初優勝」だった。

第60回大会=宇和島東
2回戦:9-0 野洲(滋賀)
3回戦:9-3 近大附(大阪)
準々決勝:5-4 宇部商(山口)
準決勝:5-4 桐蔭学園(神奈川)=延長16回
決勝:6-0 東邦(愛知)

第76回大会=済美
1回戦:9-0 土浦湖北(茨城)
2回戦:1-0 東邦(愛知)
準々決勝:7-6 東北(宮城)
準決勝:7-6 明徳義塾(高知)
決勝:6-5 愛工大名電(愛知)

 1988年センバツに初出場した宇和島東は準々決勝では2点ビハインドで迎えた9回に3点を奪ってサヨナラ勝ち。準決勝で延長16回の激戦を制して勝ち上がり、勢いそのままに優勝した。

 2004年の済美は、現楽天の福井 優也投手を擁して創部3年目でセンバツ初出場すると、2回戦から決勝まですべて1点差ゲームで勝ち上がった。特に準々決勝の東北戦では9回に高橋 勇丞外野手(元阪神)の3ランで逆転サヨナラ勝ちと劇的勝利を飾った。この時の4番で大会2発を放った鵜久森 淳志外野手は、のちに日本ハム、ヤクルトでプレーしている。 

 愛媛県勢のセンバツの通算成績は66勝58敗。都道府県別勝利数ランキングは岐阜と並んで11位。近年は出場延べ4チームすべて初戦敗退と、苦戦を強いられている。