大阪桐蔭と智辯学園の対戦も 、2021年センバツに実現した同一地区対決
大阪桐蔭戦で活躍した山下 陽輔(智辯学園)
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3月4日に開催される第94回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会。昨年までの過去93回のセンバツの歴史の中でも1回戦から注目カードがいくつも実現してきたが、今回は2021年の93回センバツを対象に、同一地区(21世紀枠は除く)同士が1回戦から対戦した試合を振り返る。
2021年のセンバツで実現したのは3試合だった。
東海大相模(神奈川) 3対1 東海大甲府(山梨)
福岡大大濠(福岡) 2対1 長崎大崎(長崎)
智辯学園(奈良) 8対6 大阪桐蔭(大阪)
神奈川・東海大相模と、山梨・東海大甲府の関東地区同士の一戦であり、同じ「TOKAI系列」による対戦だった。縦じまのプライドを背負った両チーム同士の一戦は、その大会を制した東海大相模に軍配が上がったが、ユニホームが似ていることから、話題になったことは記憶に新しい。
福岡大大濠(福岡)と長崎大崎(長崎)は九州地区同士の一戦だった。前年、2020年の秋季九州地区大会の決勝戦でも対戦していた両校。決勝戦の再戦ということで注目が集まったが、期待に応える投手戦を両チームが展開した。福岡大大濠・毛利 海大投手(明治大進学予定)と、大崎・坂本 安司投手のエース同士が1歩も譲らぬ投げ合いを見せ、1回戦としてはもったいないくらいの試合だった。
そして、大阪桐蔭(大阪)と智辯学園(奈良)の対決は近畿地区同士の対戦。前年の秋季近畿大会の決勝でも両チームは対戦した(智辯学園勝利)が、2021年のセンバツでは1回戦最注目カードだった。結果は[team]智辯学園が8対6と打ち合いの末に勝利したが、大阪桐蔭の終盤の巻き返しにも、球場が大きく沸いた。
2022年センバツも多くの注目校が出場しているが、同一地区の対戦があるのか。気になるところだ。
(記事:田中 裕毅)