阪神1位・森木 大智、6年間過ごした高知学園を巣立つ!
高知・浜口 佳久監督(右)と阪神タイガース・森木 大智投手(代表撮影)
2022年2月1日、高知県高知市の高知高校では卒業式が行われ、阪神ドラフト1位・森木大智投手も高知中時代から約6年間過ごした高知学園を巣立った。
卒業式後には「世界の平和と友愛」の願いをこめ、世界40カ国から送られた銅貨をもって鋳造された学園のシンボルであり、校歌にも歌われている二代目「世界の鐘」の前で高知中野球部時代からの恩師・濵口 佳久監督と代表撮影に応じた森木。コメントでは以下のように学び舎への思いを綴った。
「卒業して今はさみしい気持ちが大きい。でも、それぞれの次のステージを進むみんなに負けないように、自分が先頭を切って頑張る姿を見せたい。振り返ると、野球でも私生活でもベストを尽くしてきた。周りのみんなは駄目なところを注意してくれ、成長と学びの多い3年間だった。
濵口監督にはとても感謝している。監督のおかげで今の自分がある。人生を変えてくれた存在です。まずは1軍で1勝の目標が達成できるよう、練習に取り組む。自分自身を成長させられるように頑張っていきたい」
電話取材に応じた濵口監督は「いよいよ巣立っていく感じですねえ」と感慨深げ。その一方で新人合同自主トレーニングを終えた森木を見て「身体も大きくなっていたし、自信がみなぎっている。いい表情をしていた」と、教え子への期待も寄せている。
まずは1月31日、今季限りでの退任意向を表明した矢野 燿大監督の前でプロ初勝利を収め、その先にあるチームの日本一、さらに自らが志す「世界の森木がとどろきわたる」場所に向かって。
「虎の背番号20」森木大智は黒潮かおる高知県安芸市での2軍キャンプから闘いの日々をスタートさせる。
(取材=寺下友徳)