7試合50得点の破壊力がウリ 明豊と打ち合った大分舞鶴の注目打者
大分舞鶴の試合模様
28日、第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)に出場する全32校の顔ぶれが決定する。秋季大会の結果などを考慮した上で、全国各地からチームが選出される。そのなかでも毎年注目を集めるのが、21世紀枠の3校だ。
2022年の九州地区の21世紀枠推薦校へ選出されたのは大分県・大分舞鶴。
県大会では強力打線を武器に決勝まで勝ち上がった。明豊との決勝戦に敗れ準優勝に終わったが、9対10と持ち味の強打で打ち合いを演じた。
大分2位で出場した九州大会では鹿児島大島に4対4で引き分け再試合に持ち込むも、再試合で2対3と敗戦。だが九州大会準優勝校相手に好ゲームを展開し、大きなインパクトを残した。
大分舞鶴のなかでも、2選手が九州大会で好調だった。
1人は3番に座る都甲 陽希内野手。打率.556をはじめ、OPS1.112と高水準の成績を残し、打線の中心を担った。
もう1人が1年生の児玉 陽悠外野手。鹿児島大島と引き分けになった試合では代打での途中出場だったが、2安打をマーク。その後の再試合では2番でスタメン出場を果たし、打線に勢いを与えた。
スタメンのみならず、控えの選手でも力のあるスラッガーがいる大分舞鶴。これまで春夏通じて甲子園出場実績がなく、今回選出されることになれば、学校として初めて聖地に足を踏み入れることになる。
昨年秋に県大会からの7試合で50得点をマークした大分舞鶴が新たな歴史の1ページを刻むことができるか。運命の瞬間は間もなくだ。
<九州大会>
1回戦:鹿児島大島 2対3
1回戦:鹿児島大島 4対4(天候不良のため延長10回引き分け再試合)
<県大会>
決勝:明豊 9対10
準決勝:大分西 16対3
準々決勝:大分商 6対5
3回戦:柳ヶ浦 3対1
2回戦:別府翔青 10対1