28日に第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)の出場校が決まる。昨年は明治神宮大会も開催され、例年通り一般選考枠28校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校で選考される。

 センバツ大会は夏の甲子園と違い、毎夏、2校出場の北海道、東京以外の同一府県からも複数校が出場することができる。今回は過去5大会の出場校の中から同一都道府県から複数校出場を果たしたチームを振り返っていく。

 近年で最も印象深いのが2017年(第89回大会)の大阪勢だろう。大阪勢は2016年秋の近畿大会優勝と明治神宮大会優勝の履正社と、近畿大会4強の大阪桐蔭の2校が出場すると、両校は決勝進出を果たす。大阪勢2校の決勝戦は史上初となった。

 試合は当時2年生だった現ロッテの藤原 恭大外野手(大阪桐蔭)が先頭打者本塁打を放ち先制すると、その後も大阪桐蔭ペースで試合が進み、8対3で大阪桐蔭が5年ぶり2度目の優勝を果たして幕を下ろした。現中日の根尾 昂投手(大阪桐蔭)胴上げ投手となり、履正社には安田 尚憲内野手(現ロッテ)が打線を牽引していた。

 この大会は9都道府県から2校同時出場を果たし、共にベスト8進出を果たした福岡大大濠東海大福岡の福岡勢の躍進も光った。

 そして昨年のセンバツでは奈良勢が健闘した。2020年秋の近畿大会王者・智辯学園、ベスト8から選出された天理の奈良の両雄が出場を果たす。天理はエース・達 孝太投手(日本ハム1位)の快投でベスト4進出。智辯学園も初戦では近畿大会決勝戦の再戦となった、強豪・大阪桐蔭との一戦で返り討ちにするなど、勝負強さが光りベスト8進出を果たした。

 そのほか2019年(第91回大会)に出場した智辯和歌山市立和歌山の和歌山勢や、2018年(第90回記念大会)の日本航空石川星稜の石川県勢が共に8強入りを果たすなど健闘している。

 また、2018年には滋賀勢の近江彦根東膳所(21世紀枠)の3校が同時出場という県勢史上初の快挙を達成した。

 今春のセンバツも昨秋東海大会優勝の日大三島、準優勝の聖隷クリストファーの静岡勢2校、近畿大会優勝の大阪桐蔭、4強の金光大阪の大阪勢2校、中国大会優勝の広陵、準優勝の広島商の広島勢2校などの出場が有力視されている。

 今大会はどこのチームに吉報が届くだろうか。28日の選考にも注目が集まる。