6月11日、山口 俊が巨人と契約を結んだ。2019年オフにポスティング制度を用いてMLBブルージェイズへ移籍した山口は今シーズン、ジャイアンツのマイナーでプレーしていたがメジャー昇格は叶わず帰国を決断。古巣である巨人に戻ってきた。

 その山口は2005年高校生ドラフトで指名を受け柳ヶ浦高からプロ入りを果たしている。今年が16年目のシーズンとなり、同期入団の選手を見るとすでに現役を退いている選手も多い。そこで山口と同じ2005年の高校生ドラフトで指名され、今シーズンもNPBでプレーしている選手を振り返ってみたい。

 2005年の高校生ドラフトで指名されたのは合計38名で、入団を果たしたのは37名だった。その37名の中で現在もNPBでプレーするのは山口を含めて9名となる。投手では山口の他に田中 靖洋加賀高→西武1巡)がいる。2015年シーズンオフに戦力外通告を受けるもロッテへと移籍し中継ぎとしてチームを支えてきた。今シーズンも16試合に登板しているが、現在は負傷で離脱している。

 野手では陽 仲壽福岡第一高→日本ハム1巡/現登録名は陽 岱鋼)、岡田 貴弘履正社高→オリックス1巡/現登録名はT-岡田)、平田 良介大阪桐蔭高→中日1巡)、炭谷 銀仁朗平安高→西武1巡)といった「ドラ1」の選手たちの名前が目立つ。陽と平田の両選手は今シーズン苦戦しているものの、T-岡田は6月12日の広島戦でサヨナラ打を放つなど交流戦で活躍。チームに欠かせない存在だ。炭谷もレギュラーではないが、今シーズン36試合に出場している。

 2巡目以降の選手では宇部 銀次(盛岡中央高→楽天3巡/現登録名は銀次)と川端 慎吾市立和歌山商→ヤクルト3巡)、そして前田 大和樟南高→阪神4巡/現登録名は大和)の3人がいる。

 川端は主に代打して出場し打率.371とハイアベレージをマーク。代打の切り札となっている。大和は、一時は2番を任されるなどスタメンでの出場機会も多くここまで50試合に出場。打率.246とまずまずの成績を残している。すでに20打点をマークしており、キャリアハイとなった20191年の37打点を超える勢いだ。銀次は開幕直後に故障で離脱していたが6月9日に一軍へ復帰した。

 日本へ戻ってきた山口も一軍で戦力となっている同期入団のT−岡田や川端のような活躍を見せることができるだろうか。

<2005年高校生ドラフト指名選手>
※2021年NPB所属

宇部 銀次(盛岡中央高→楽天3巡)※現登録名は銀次
陽 仲壽福岡第一高→日本ハム1巡)※現在は巨人
川端 慎吾市立和歌山商→ヤクルト3巡)
岡田 貴弘履正社高→オリックス1巡)※現登録名はT-岡田
山口 俊柳ヶ浦高→横浜1巡)※現在は巨人
炭谷 銀仁朗平安高→西武1巡)※現在は巨人
田中 靖洋加賀高→西武4巡)※現在はロッテ
平田 良介大阪桐蔭高→中日1巡)
前田 大和樟南高→阪神4巡)※現在はDeNA、現登録名は大和

※数字は2021年6月14日終了時点

(記事:勝田 聡)