ファーム5冠・宮城大弥(興南出身)は山本由伸(都城出身)の1年目に匹敵する成績を残していた
宮城大弥(興南出身)
先日開催されたNPB AWARDSでは菅野智之投手(東海大相模出身)や柳田 悠岐(広島商出身)がMVP賞に輝くなど多くの選手たちが出席した。それに先駆けてファームの表彰が行われたが、オリックスのドラフト1位・宮城大弥(興南出身)が最多勝をはじめ5冠に輝いた。
シーズン終盤には1軍舞台も経験し白星を掴むなど、充実のシーズンとなった2020年。2年目を迎える来季はさらなる飛躍が期待されるが、そんな宮城の今シーズンでのファームの成績は以下の通りだ。
13試合6勝2敗 防御率2.72
59.2回、被安打51、奪三振49、与四死球24
宮城が入団する前の過去5年間でドラフト本指名を受けた高校生投手は8人。その中には球界を代表する右腕・山本由伸(都城出身)の名前も並ぶが、比較をしてみてもこれほど高水準の成績を残している投手は誰もいない印象だ。
そもそも高校生投手でドラフト1位となったのは、2008年に指名された甲斐拓哉氏以来で11年ぶりのこと。球団からの大きな期待に対して結果で応える形となった宮城。1年目に掴んだ自信と反省を活かし、オリックスを代表するサウスポーへの道を突き進んでほしい。
<2014年ドラフト>
3位・佐野皓大(大分出身)
17試合0勝8敗 防御率7.28
55.2回、被安打72、奪三振25、与四死球49
5位・齋藤綱記(北照出身)
8試合登板0勝3敗 防御率14.40
10回、被安打23、奪三振12、与四死球7
9位・鈴木優(都立雪谷出身)
30試合0勝1敗 防御率5.30
35.2回、被安打26、奪三振27、与四死球34
<2015年ドラフト>
5位・吉田凌(東海大相模出身)
12試合2勝2敗 防御率5.79
42回、被安打55、奪三振18、与四死球19
6位・佐藤世那(仙台育英出身)
12試合4勝4敗 防御率5.37
52回、被安打65、奪三振39、与四死球28
<2016年ドラフト>
4位・山本由伸(都城出身)
8試合2勝0敗 防御率0.27
33.2回、被安打20、奪三振28、与四死球3
6位・山崎颯一郎(敦賀気比出身)
6試合2勝1敗 防御率4.63
23.1回、被安打21、奪三振16、与四死球13
<2017年ドラフト>
4位・本田仁海(星槎国際湘南出身)
5試合0勝2敗 防御率4.60
15.2回、被安打13、奪三振3、与四死球4
<2018年ドラフト>
該当者なし