5試合すべて自責点1以下。安定感誇る高橋遥人(常葉橘出身)の持つ魅力とは
常葉橘時代の高橋遥人
セ・リーグ3位に位置付けている阪神タイガース。首位・ジャイアンツとは9ゲーム差(8日終了時点)と少し離されているが、チーム打率.242、チーム防御率3.48と投手陣の踏ん張りで必死に食らいついている。
その中で光り輝きつつあるのが、プロ3年目・高橋遥人(常葉橘出身)。今シーズンのここまでの成績は以下の通り。
5試合登板 35回、打者136人、被安打23、奪三振33、与四死球10、防御率1.03、被安打率.187、奪三振率8.49
今シーズンはまだ5試合だが全試合でクオリティースタートを達成。自責点1以下というピッチング内容で2勝2敗という成績。毎試合安定した投球で試合を作っており、先発として役目を果たしている印象を受ける。
高橋の投球フォームを見ていると、右足をスッとあげて一度止まったところから、体重を前へ運んでいく。左腕は身体で隠しながらコンパクトに使って、左腕を振り抜く。
低めに集められた伸びのあるストレートに、ツーシームやカットボール。さらに縦のスライダーと多彩なボールを投げ込む。どのボールも質が高いが、何よりも腕が遅れて出てくるため、打者がタイミングを合わせにくい。そこにキレのあるボールが投げ込まれるため、捉えるのは容易ではないと考えられる。
昨シーズンはチームトップとなる125奪三振をマークするなど、3勝9敗ながら防御率3.78、奪三振率10.26という数字を残した。
同じく亜細亜大から2017年に巨人に4位指名を受けた北村拓己(星稜出身)は、今シーズンから徐々に存在感を出してきた。またチーム内を見ればドラフト1位だった馬場皐輔(仙台育英出身)が中継ぎでポジションを掴みつつある。そんな同期たちに負けない活躍を高橋が見せていくか。次の登板も注目だ。
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